Project/Area Number |
20H00980
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3110:Agricultural chemistry, agricultural and environmental biology, forestry and forest products science, applied aquatic science, agricultural economics and rural sociology, agricultural engineering, veterinary medical science, animal science, and related fields
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
HEMMI KOICHIRO 宮崎大学, 農学部, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥380,000 (Direct Cost: ¥380,000)
Fiscal Year 2020: ¥380,000 (Direct Cost: ¥380,000)
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Keywords | 黒毛和種 / 放牧 / 体温 / 歩数 / 体重 / 季節 |
Outline of Research at the Start |
宮崎大学住吉フィールドでは夏季における飼養管理は放牧が主である。しかし、宮崎県における夏季は高温であり、また、広大な放牧地(1~5ha)を常に歩き続けているため、過度な運動を強いている可能性もある。また、放牧期間中であっても時期により草量、質が異なるために、運動量や摂食量が異なる可能性もある。そこで本研究では住吉フィールドの黒毛和種繁殖牛において夏季放牧の時期の違いが繁殖牛の体重、摂食量、運動量、体温、栄養状態に影響を与えるかを明らかにするために、放牧期間において放牧開始時期、中間期、終盤期の3群間での比較を行う。
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Outline of Final Research Achievements |
全国的に推奨されている放牧が、猛暑の夏季でも黒毛和種にとって有用であるかどうかを調べるために、3時期(5月、8月、11月)において体温、歩数、体重の変化を調査した。 【結果】放牧地の草量は8月>11月>5月であったのに対し、タンパク含量は5月>11月>8月であった。5月と8月は歩数の増加と放牧中の体重増加は反比例の関係であった。体温の日内変動は季節により大きく異なった。 【結論】牛の体温、歩数、体重変化、栄養状態は季節により異なり、その原因は放牧地の草量と質によるものと考えられた。夏季の草量は充分であったが、低質であったことから、施肥を適宜行うことが必要である。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
全国的に推奨されている放牧が猛暑の夏季でも黒毛和種にとって有用であるのかを調べるために、3時期(5月、8月、11月)において体温、歩数、体重の変化を調査した。 【結果】放牧地の草量は8月>11月>5月であったのに対し、タンパク含量は5月>11月>8月であった。5月と8月は歩数の増加と放牧中の体重増加は反比例の関係であった。体温の日内変動は季節により大きく異なった。 【結論】放牧中の黒毛和種の詳細な体温変化を明らかに出来、その原因が放牧地草量の季節的変化による歩数増加に起因する可能性が示唆できた。夏季の高温は牛に影響が少なかったと思われるが、放牧地管理向上により、より良い放牧が可能になると思われる。
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