Project/Area Number |
20H01036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3180:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
Yokota Tsubasa 宮崎大学, 医学部, 薬剤師
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | methotrexate / 脳脊髄液 |
Outline of Research at the Start |
髄腔内投与が行われる抗悪性腫瘍薬にMethotrexate(MTX)がある。副作用マネジメントの観点から、髄腔内投与時には脳脊髄液中のMTX濃度を測定することも重要となる。現在、脳脊髄液中濃度測定には、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)などの分離分析法が使用されるものの、簡便性、迅速性に欠けることが問題となる。そこで、血液中MTX濃度の測定法として広く普及している化学発光免疫測定法(CLIA)に着目した。本研究では、CLIA法による脳脊髄液中MTX濃度の測定環境を構築することを目的に、脳脊髄液中MTXの定量におけるHPLC法とCLIA法の測定法間差異について検証する。
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Outline of Final Research Achievements |
抗悪性腫瘍薬Methotrexate(MTX)は、静脈内投与のみならず、髄腔内投与も行われる。副作用マネジメントのためには、血液中に加え、髄液中MTX濃度測定も望まれる。本研究では、簡便かつ迅速な髄液中MTX濃度測定の実現を目的に、血液中MTX濃度測定で広く普及する化学発光免疫測定法による髄液中MTX濃度測定環境の構築を試みた。そのために、HPLC-UV法による髄液中MTX定量環境の構築、及び化学発光免疫測定法との測定法差異の検証を行った。その結果、HPLC-UV法による髄液中MTX測定に成功した。さらに2法の測定法差異を検証することで、日常的に髄液中MTX濃度を評価できる可能性を見出した。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
髄腔内投与は、髄液中の薬物濃度を高く維持するとともに全身性の副作用が最小化される利点を有する。一方で高濃度暴露の持続は危険でもあることから、副作用回避のために、血液中に加え、髄液中MTX濃度測定も必要となる。血液中MTX濃度の測定に関しては全自動測定装置による免疫学的測定法が広く普及している。一方で髄液中MTX濃度の測定には、分離分析法が使用されるが、簡便性や迅速性に欠け、結果を即時的に診療へ反映しづらい点が問題となる。本研究では、化学発光免疫測定法を基盤とした髄液中MTX濃度測定環境を構築したことで、日常的な脳脊髄液中MTX濃度測定が実施できる可能性を示した有益な知見であると考える。
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