Project/Area Number |
20H01175
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01010:Philosophy and ethics-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
藏田 伸雄 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50303714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古田 徹也 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00710394)
久木田 水生 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (10648869)
長門 裕介 大阪大学, 社会技術共創研究センター, 特任助教(常勤) (10907976)
八重樫 徹 広島工業大学, 工学部, 准教授 (20748884)
吉沢 文武 一橋大学, 大学院社会学研究科, 講師 (20769715)
鈴木 生郎 日本大学, 文理学部, 准教授 (40771473)
村山 達也 東北大学, 文学研究科, 教授 (50596161)
森岡 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80192780)
杉本 俊介 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 准教授 (80755819)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥15,990,000 (Direct Cost: ¥12,300,000、Indirect Cost: ¥3,690,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | 人生の意味 / 死の形而上学 / 反出生主義 / 分析哲学 / 分析実存主義 / 主観説と客観説 / ニヒリズム / 宇宙的無意味さ / 幸福 / 疎外 / 行為の哲学 / 応用倫理学 / 自由意志と決定論 / 自由意志 / 自己 / 人生の意味と規範 / 決定論と人生の意味 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、「人生の意味」に関するメタ倫理学的研究と「死」の形而上学的研究との関連を、「人生の意味」についての規範的議論を手掛かりにして検討する。さらに「人生の意味」という概念の規範性について批判的に検討する。またこの分野での主張に見られる、「人生の意味」に関する命題についても真理条件が成立するという前提について検討を進める。そして決定論的な世界観を採用することは、「人生の意味」の価値を減じるのかという問題について分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度でもある、今年度の最も重要な研究実績は、本研究班のメンバーで前年度から執筆を進めてきた『人生の意味の哲学入門』(森岡・蔵田編、春秋社)が12月に刊行されたことである。入門書という形であるとはいえ、この分野の全体像を示すものを公にすることができた。また雑誌『現代思想』(青土社)の2024年3月号の特集「人生の意味の哲学」には研究分担者の鈴木、長門、村山、吉沢が寄稿しており、古田・森岡の対談も掲載されているが、これらも本研究の成果である。 また本年度は本科研費を財源として、東北大学の村山がホストになる形で、5th International Conference of Phislophy and Meanaing in Lifeをオンラインで開催し、国際的なネットワークの構築もさらに進めることができた。この会議にはF.Kammらを基調講演者として招き、査読を通じて採用された50件の発表が行われた。本会議にはこの分野の中心人物であるT.Metz,I.Landauといった研究者も発表や司会の形で関わっており、藏田、森岡、杉本が発表した。藏田は本年度は特に人生の意味をMeaning in Lifeではなく、 Meaning of Lifeとして理解した上でそれを世界概念との関連で分析するという作業を進めた。 また昨年度まで死の形而上学については十分研究を進めることができなかったが、今年度はOxford大学のD.Wilkinson氏を招き、将来の自己との同一性という観点から終末期医療について議論することができた。また鈴木を中心にGrief(悲嘆)という概念をもとに、死について分析するための視座を得ることができ、今後の課題が明確化された。 また研究成果の海外への発信という点では、分担者の吉沢が生命倫理の一流紙であるBioethics誌に論文を発表することができた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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