平泉仏教文化の諸相とその社会的基盤に関する資料学的研究
Project/Area Number |
20H01313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
七海 雅人 東北学院大学, 文学部, 教授 (00405888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 英明 東北学院大学, 文学部, 教授 (20292188)
柳原 敏昭 東北大学, 文学研究科, 教授 (30230270)
狭川 真一 大阪大谷大学, 文学部, 教授 (30321946)
入間田 宣夫 東北大学, 東北アジア研究センター, 名誉教授 (40004048)
菅野 文夫 岩手大学, 教育学部, 名誉教授 (40186177)
堀 裕 東北大学, 文学研究科, 教授 (50310769)
上杉 智英 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部美術室, 研究員 (50551884)
横内 裕人 京都府立大学, 文学部, 教授 (50706520)
吉田 歓 山形県立米沢女子短期大学, その他部局等, 教授 (70312618)
齊藤 利男 弘前学院大学, 社会福祉学部, 特任教授 (90162213)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥17,810,000 (Direct Cost: ¥13,700,000、Indirect Cost: ¥4,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2020: ¥7,930,000 (Direct Cost: ¥6,100,000、Indirect Cost: ¥1,830,000)
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Keywords | 平泉 / 経塚 / 石造物 / 中尊寺経 / 中尊寺宋版一切経 |
Outline of Research at the Start |
研究代表者・研究分担者・研究協力者は、文献・考古・石造物の三班に分かれて本共同研究を進める。文献班は、中尊寺に関わる聖教類と「毛越寺文書」の調査を主要課題とし、中世初期東北・北海道地域史に関する文字資料の集成を行う。考古班は、東日本大震災津波被災地・北海道胆振東部地震被災地等における12世紀経塚遺構とその関連遺跡を調査し、資料の集成を行う。石造物班は、12世紀平泉と周辺地域に分布する五輪塔・宝塔類の源流・ゆくえに着目し、実物調査・資料の集成を行う。年度末には、各班の成果を取りまとめ市民報告会を開催することにより、調査地域に対して研究成果を還元し、文化的な貢献を行いたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
本共同研究は、12世紀、平泉と周辺地域における仏教文化の展開と、その社会的基盤の様相について、歴史学(文献史学)・考古学・宗教史学・美術史学各分野の研究者が協同し、文献・考古資料(遺構・遺物)・石造物等の調査・集成を進め、中世初期東北・北海道地域史に関する新しい歴史像の提示を目的としている。 研究活動の方法について、文献班・考古班・石造物班の三つのグループを組織し、各班が設定したテーマについて調査・分析を進め、それぞれの成果を集成し、総合的な考察を行うという体制をつくった。しかし、2021~22年度の活動もまた、新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、現地調査等のスケジュールについて、しばしば変更をせざるを得ない状況となった。当初計画した内容を修正し、各班はその時その時の状況に応じて作業ができる調査活動を選択し、資料収集とその分析を進めた。 各班の作業内容・成果は、次の通りである。【文献班】「中尊寺文書」の翻刻作業を進めた。また、京都国立博物館において観心寺(大阪府河内長野市)所蔵中尊寺経の現物を調査し、調書の作成を行った。静岡市立芹沢銈介美術館所蔵中尊寺参詣曼荼羅の現物を調査し、従来の研究成果に学びつつ新たな知見を得た。【考古班】前年度からの継続事業として、静岡県熱海市の伊豆走湯山遺跡群出土資料の整理・分析作業を進めた。また、平泉町毛越地区において経塚遺跡の発掘調査を行った。【石造物班】福島県いわき市の木製五輪塔、鎌倉市の木製五輪塔・中世石造物を調査し、平泉型石塔との比較研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本共同研究は、文献班・考古班・石造物班ともに、野外調査・資料所蔵先への訪問調査による現物資料の調査を主な内容としている。新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、研究活動が制限され、その時その時の状況に応じて作業できることを設定・選択し直しながら研究活動を進める事態となった。
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Strategy for Future Research Activity |
文献班・考古班・石造物班において、これまでに行った調査活動の内容を整理し、成果物をまとめる。当初の計画の中で設定した調査対象について、改めて作業可能なものを絞り込み、調査活動を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)