Bayesian Learning with Model Misspecification
Project/Area Number |
20H01475
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07010:Economic theory-related
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
山本 裕一 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40855178)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥16,250,000 (Direct Cost: ¥12,500,000、Indirect Cost: ¥3,750,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | Bayesian learning / model misspecification / ベイズ学習 / Bayesian Learning / Model Misspecification / 行動頻度 |
Outline of Research at the Start |
本プロジェクトでは、経済主体がバイアスを持つときに、その行動が既存の経済理論の分析とどう変わるかについて考える。ここでいう「バイアスを持つ経済主体」とは、例えば自信過剰な人や、(他人に対して)偏見を持つ人、などである。 まずは経済主体が1人しかいないケースの分析からスタートし、その後分析を複数人のケースに拡張する。そして、「バイアスを持つ個人とそうでない個人が混在するときにどちらが得をするか、また社会厚生はどうなるか」などという各種経済問題について考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に続き「ある経済主体がバイアスを持つ時に、周囲の経済主体がそのバイアスに気づいているか否かが均衡にどう影響を与えるか」という問題に取り組み、従来の研究では知られていなかった全く新しい現象が起こる例を発見した。 この例においては、まず経済主体の持つバイアスが周囲の人々に知られている場合、バイアスの程度が変化するに応じて均衡も連続的に変化する。簡単に言うと、ある経済主体のバイアスの量(例えば自信過剰の程度)が少しだけ変化すると、均衡結果も少しだけ変化する。 一方、周囲の人々がバイアスに気づいていない場合、均衡は非連続に変化する。具体的には、ある経済主体がほんの微小なバイアスを持つだけで、バイアスのないケースとは均衡結果が大きく変わってしまう。 上記の結果は、「ある経済主体のバイアスが周囲の人々に知られているかどうかが、均衡分析において決定的に大きな影響を与える」ということと「ある経済主体が微小なバイアスを持つだけで、均衡行動が大きく変わりうる」ということを示したという点で、非常に新規性がある結果であるといえる。(実際、同分野の海外研究者数名にこの結果を伝えたところ、非常に好評であった。) 現在はこの結果を論文にまとめているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本年度に得られた結果は、当初想定していたよりも新規性のある結果であり、今後評価の高い専門誌に出版可能であると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
経済主体が一人しかいないケースについての分析は一区切りついたので、今後は複数の経済主体がいるケースについての分析を加速させてゆく予定である。経済主体が複数いる場合には、「自分の置かれた環境に関するバイアス」だけではなく「相手がどのようなバイアスを持っているかに関するバイアス」(これを「二次のバイアス」と呼ぶ)、「相手がそのような二次のバイアスを持っているかどうかに関するバイアス」など様々な種類のバイアスを考える必要が出てくる。当然分析は難しくなるが、その分興味深い結果が出てくる可能性も大きい。現在既にいくつかの興味深い応用例を発見している(例えば、一人の経済主体が自信過剰であるときに、相手がその自信過剰さに気づいているかどうかによって取る行動が大きく変わる例を発見した)が、これらの例をより深く分析し、一般的な環境において何が言えるかについて考える予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)