Project/Area Number |
20H01480
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07020:Economic doctrines and economic thought-related
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野原 慎司 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 晃大 帝京平成大学, 人文社会学部, 助教 (20803753)
吉川 洋 財務省財務総合政策研究所(総務研究部), 総務研究部, 顧問 (30158414)
原谷 直樹 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (30707138)
有江 大介 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 名誉教授 (40175980)
西部 忠 専修大学, 経済学部, 教授 (50261269)
瀧澤 弘和 中央大学, 経済学部, 教授 (80297720)
寺川 隆一郎 帝京大学, 経済学部, 講師 (80794172)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥14,690,000 (Direct Cost: ¥11,300,000、Indirect Cost: ¥3,390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
|
Keywords | 制度の経済学 / アダム・スミス / 哲学 / 経済学史 / 資本主義 / 制度 / 経済哲学 / 制度経済学 / 経済学方法論 / J. R. コモンズ / パース / ニュートン主義 / ルイス / コンヴェンション |
Outline of Research at the Start |
制度の経済学の分析技法そのものは発達したものの、それが、人間とは何か、社会とは何か、制度とは何かという哲学の問いを扱う以上、制度論の基礎にある哲学を問わざるを得ない。経済学の歴史上、アダム・スミス、J・R・コモンズ、ジョン・メイナード・ケインズを始め、制度について考察した者は多い。ところが、ヴェブレンなどに即して制度派経済学は研究されているものの、経済学の歴史全体を通じて、制度の哲学を振り返った試みはまだまだ十分ではない。そこで、制度に力点を置いて、研究を遂行する。その際、資本主義システムの制度的基礎の解明に力点を置く。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、計4回の研究会を実施した。2022年6月26日には、フィンランドよりMichiru Nagatsu氏を東京大学招聘し、研究会合を実施した。Nagatsu氏は、近年の経済哲学における研究動向ついてお話しいただき、活発な討議を行ったほか、英文論集について意見交換・打ち合わせを行った。2022年9月9・10日には、日本語の論文集『資本主義は生き残れるのか』の原稿検討会を北海道大学で実施した。2022年12月13日には、アメリカよりMaria Pia Paganelli氏を招聘し、東京大学で講演を行った。アダム・スミスの制度哲学についての講演であり、活発な討議を行った。2023年2月12日には、第2回の日本語論文集原稿検討会を実施した。また、2023年3月には、野原が制度の哲学的基礎についての研究を行うため、アメリカ・デューク大学に出張し、資料調査を実施したほか、Kevin Hoover教授をはじめ関係者と研究討議を行った。また、研究報告を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は、論文集『資本主義は生き残れるのか』出版に向けて、研究会を4回実施した。また、英文論文集発行に向けて、海外の研究者を招聘しての研究会も実施した。したがって、おおむね順調に研究を実施した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、日本語の論文集『資本主義は生き残れるのか』の出版作業を引き続き行うほか、英語の論文集に 向けた作業を実施する。研究会を実施し、出張も行う。
|