Project/Area Number |
20H01522
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07070:Economic history-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山本 千映 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10388415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永島 剛 専修大学, 経済学部, 教授 (00407628)
唐澤 達之 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (10295438)
道重 一郎 東洋大学, 経済学部, 教授 (40239273)
大橋 里見 立教大学, グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター, 特任准教授 (40535598)
中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 名誉教授 (90090208)
小西 恵美 専修大学, 経済学部, 教授 (90338583)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2020: ¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
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Keywords | イギリス都市史 / イギリス経済史 / イギリス社会史 / 都市化 / 経済発展 / 経済史 / 都市史 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、イギリス都市史の個別実証研究の成果を総合し、都市に居住することの効用という観点から都市化のメカニズムについて定性的な分析を行うとともに、工業化に先立つ都市化の要因を可能な限り数値データでそろえ、計量分析を行うことを目的とする。 近年、イギリス産業革命にとって、それに先立つ都市化の進展が重要な役割を果たしたという主張がなされ大きな影響力を持っている。他方で、イギリス都市史研究には分厚い研究史が存在するにもかかわらず、一国全体をカバーした計量的な分析はこれまで行われてこなかった。本研究を通じて、この空隙が埋められることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題二年目の2021年度も新型コロナウイルス感染症の影響で、渡英しての史料調査が出来ない状況にあり、先行研究整理と手元にある史料の再確認を主として行った。また、各自の研究状況の確認と他分野の方を招いての研究の相対化のために9月と3月に研究会を開催した。 9月の研究会では、学習院女子大学の岩淵令治教授をお迎えし、近世における江戸の消費についてお話しいただき、イギリス都市史の研究と比較して、利用される史料の性格やそこからわかることの違いなどについて議論を深めた。3月の研究会は、2021年の夏以降にコロナワクチンの接種が開始され年末までに研究代表者、分担者のすべてが2回以上のワクチン接種を終えたことから対面での開催とし、それぞれの研究進捗状況を確認した。情報流通の結節点としてのパブの分布、Universal British Directoryの性格、破産・信用、ロンドンの給水事業、商品流通、都市における感染症、地方都市におけるハイ・ストリートといった報告を通じて、改めて本課題の研究目的の達成のためにどういった情報がすでに入手できており、何が新規の史料調査によって必要かが明らかになった。 2021年度配分額については、2020年度分とともに2022年度に繰越を行ったが、幸いにして2022年度においてはワクチン接種回数や帰国時の渡航先でのPCR検査・抗原検査を条件として海外渡航が徐々に再開されたため、科研メンバーの複数名が渡英し実地での史料調査も行うことが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度中に渡英しての史料調査が出来なかったため、科研メンバーそれぞれがこれまでに収集してきた史料を中心に研究を進めた。また、繰越を行った2022年度には年末から年度末にかけて何人かのメンバーが実際に渡英して史料収集を行ったものの、史料整理についてはまだ始めたばかりである。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の夏までに史料収集を進め、これまでに集めた史料もあわせて整理・分析を進める。
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