Project/Area Number |
20H01567
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20242894)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮坂 靖子 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (30252828)
平井 晶子 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (30464259)
青木 加奈子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (30737531)
磯部 香 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (30786158)
長坂 格 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (60314449)
安藤 究 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (80269133)
李 キョンウォン 岡山大学, 教育学域, 教授 (90263425)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥14,300,000 (Direct Cost: ¥11,000,000、Indirect Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
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Keywords | ライフコース / 世代 / 比較家族史 |
Outline of Research at the Start |
本研究では第一に、6地域におけるライフコース調査を通して20世紀から21世紀にかけての「ライフコースと世代」の比較家族史的認識を得る。調査予定地域は、名古屋、大邱、大連、イロコス、イスタンブール、コペンハーゲンである。 第二に、各地域において分担者が「ライフコースと世代」に関する地域独自の課題を探求する。 第三に、歴史人口資料調査及び既存収集データの分析を行う。日本の人口資料を「ライフコースと世代再編」の観点をもって分析し、近代以降の研究動向、資料分析とあわせて考察する。あわせて韓国、中国における歴史人口学研究動向を把握し、東アジア地域の基層から現代に至る比較家族史研究の可能性を探る。
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Outline of Annual Research Achievements |
交付申請段階において、2020年度に6つの調査地域(韓国、中国、フィリピン、デンマーク、トルコ、日本)において予備インタビュー調査を実施し、2021年度は各地域において本インタビュー調査を実施する計画であった。しかし、2020年2月以降の新型コロナウイルス禍は2021年度も世界中で続き、いずれの調査地域においても感染状況は厳しく、2021年度予算の繰越申請をして現地調査を2022年度に延期することとした。 2021年度は2020年度に引き続き、文献・資料研究及び研究会を開催しての研究交流を中心に研究活動を行った。あわせて韓国、中国の共同研究者の協力を得て、2021年3月にオンラインでの予備インタビューを実施した。 2022年度に、2021年度分の課題であった現地インタビュー調査を、新型コロナウイルス感染症拡大が一定程度収束した2023年2~3月に韓国、フィリピンにおいて実施した。 インタビュー実施にあたり、各地域において共通のインタビューシートを用いた。インタビューの主な内容は、基本属性、出生から現在までのライフイベント、ケアに関する経験と意識、継承・相続の実態と意識、人の生き方・家族に関する意識、人生における重要な出会いと出来事である。韓国においては1950年代生まれの方々6名、1980年代生まれの方々6名に、フィリピンにおいては1950年代生まれの方々6名に、対面でインタビュー調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス禍のため、各調査地において現地調査ができる状態になく、調査可能な地域においてインタビュー調査を実施する時期が遅れたことが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度の仕事として、デンマーク及び日本におけるインタビュー調査を実施した。あわせて研究会開催(公開研究会を含む)、歴史人口学に関する日韓オンライン交流会を実施した。 中国においては2023年度1月以降の新型コロナウイルス感染状況をみた研究協力者の判断により、予定していた現地調査を延期せざるを得なかった。2022年度予算の繰越申請をし、2023年度に中国現地インタビュー調査と研究取りまとめを行う。
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