「食行動・運動」により健常から認知症発症過程を見出す栄養疫学研究
Project/Area Number |
20H01617
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
丸山 広達 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 愛 (池田愛) 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (10616121)
高田 康徳 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (20432792)
山本 直史 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)
陶山 啓子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
入野 了士 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (70634418)
斉藤 功 大分大学, 医学部, 教授 (90253781)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
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Keywords | 食行動 / 身体活動 / 認知機能 / 運動 / 認知症 / 軽度認知障害 / 運動習慣 / 栄養疫学 |
Outline of Research at the Start |
本申請では、全国的に実施されている特定健康診査の標準質問である「食行動・運動」に着目し、健常→認知機能低下→認知症に至る過程におけるそれら行動の影響を分析することで、「認知症や軽度認知障害を最も収集されている健康関連情報である『食行動・運動』の変化によって見出すための方法の構築」を最終目的とした。そこで、食行動・運動ならびにそれら変化と認知機能の低下との関連を分析するコホート研究、ならびに食行動・運動と軽度認知障害・認知症発症との関連についてのコホート内症例対照研究を実施するとともにKDBへの応用も検討する。本成果は、健診から介護までの公衆栄養学的活動に資するエビデンスを提供できると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、予定していた調査等を中断せざるを得なかった。そこで、複数の先行研究で報告されているように、新型コロナウイルス感染症流行下における生活習慣・様式の変化をとらえるべく、東温スタディに参加している約1500名を対象に、2021年5月から9月にかけて生活習慣や健康、心理に関する質問紙調査を行った。 その中で、2009-12年、2014-18年、2021年のアンケート調査に回答した65歳以上高齢者を対象に共通して調査した項目の推移を検討した結果、男女ともに運動習慣が少ない者、長時間睡眠の者、就寝前2時間内に食事をする者の割合は、2014-18年から2021年にかけて増加傾向、65-74歳の前期高齢者で男女ともに毎日飲酒する者の割合が減少傾向といった推移がみられた。 また、既存データを用いて食と認知機能との関連を分析した。例えば睡眠時間が短い場合間食頻度が多いほど軽度認知障害のオッズ比が高いこと、女性では食事バランスガイドの総SV数が多いほど軽度認知障害のオッズ比が低いこと等を報告した。 最後に要介護認知症との関連を分析する準備も並行して進め、自治体に対して2022年2月時点の介護保険データの請求を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い予定していた調査ができず、また共同研究機関などにおける検体測定についても遅れが生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症に対する諸対策が講じられつつあるため、次年度は本年度予定していた対象者に対する生活習慣や認知機能の測定を行うとともに、可能な限り生体指標の測定についても実施できるよう検討する。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)
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[Journal Article] 飲酒量および酒の種類と軽度認知障害との関連 東温スタディ2020
Author(s)
藤井晶子, 丸山広達, 柴珠実, 田中久美子, 小岡亜希子, 中村五月, 梶田賢, 江口依里, 友岡清秀, 谷川武, 斉藤功, 川村良一, 高田康徳, 大澤春彦, 陶山啓子
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Journal Title
本老年医学会雑誌
Volume: 57
Issue: 3
Pages: 300-307
DOI
NAID
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Peer Reviewed / Open Access
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