Project/Area Number |
20H01685
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
奥村 高明 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (80413904)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 満佐育 鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (00512063)
西口 宏泰 大分大学, 研究マネジメント機構, 准教授 (10274739)
藤井 康子 大分大学, 教育学部, 准教授 (10608376)
永田 潤一郎 文教大学, 教育学部, 教授 (30413909)
一條 彰子 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 企画課, 主任研究員 (40321559)
畑山 未央 植草学園大学, 発達教育学部, 助教 (60759124)
松本 浩司 名古屋学院大学, 経済学部, 准教授 (80610013)
小池 研二 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90528382)
大泉 義一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90374751)
宮本 友弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (90280552)
東良 雅人 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (70619840)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
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Keywords | 芸術統合型学習 / 美術教育 / 教育統計学 / 国際調査 / カリキュラムマネジメント / 教育課程 / 質問紙調査 / 実地調査 / 図画工作科教育 / 学力調査 / STEAM教育 / 芸術 / 各教科等連携 / カリキュラム・マネジメント / 児童・生徒質問紙 / 図画工作教育 |
Outline of Research at the Start |
近年、STEAM教育やart-integrated teachingなど、芸術的手法に基づいたり、あるいは芸術を応用した教科学習の取り組み(以下、芸術統合型学習)が国内外で増えつつある。芸術統合型学習では、美術教育が一定の役割を果たすことが期待されており、その学術的裏づけが強く望まれる。本研究では、芸術統合型学習の理論的検討と並行して、その教育実践の具体的方法について国内外の横断的実地調査を行う。次に、学力把握を目的とした児童・生徒用質問紙調査を実施し、芸術統合型学習の効果を統計的に検証する。これらをふまえ、芸術統合型学習の意義、すなわち教育課程における美術教育の新たな役割を提示する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、新型コロナ感染による制限が緩和され、国内及び海外調査研究が実施できた。学校法人啓明学園中学校の数学・音楽・美術が一体化した教科横断的学習「マスクエスト」は、数学の楽しさを味わわせるねらいで教育課程編成の工夫を行い、学習意欲や協働性を高めていた。国際バカロレア教育を実施する高知国際中学校高等学校では昨年度調査時より学習の個別性が高まっており、生徒一人ひとりが目的を明確にした学習活動を展開していた。高知県香美市立大宮小学校,香北中学校は、保護者の意識変容や教師の意識向上が見られた。山形県立東桜学館中学校・高等学校では、探究型学習を中核にした6ヶ年を系統立てた教育課程『未来創造プロジェクト』において美術科が学習者の『主体性』『探究する力』などの資質・能力と関連していることが示唆された。ボン国際学校,デュッセルドルフ国際学校では文化比較や主張を明確にした造形活動が行われていた。ボン市美術館,ケルン市ラウテンシュトラウフ・ヨーフト博物館,デュッセルドルフ市クンストパラスト等では直近の政治情勢も反映した地政学的、歴史学的な視点が重要な資源であることが判明した。著書・論文等では、医学教育で実践されている視覚芸術鑑賞が医療診断技能に与える影響に関する研究を始めとして創造性、数学、図画工作、美術館教育普及活動、特別支援などについて発表した。また、芸術統合型学習の一例としてフレスコ画の実践や数学教育に関する学会発表、図画工作授業の実践、多文化共生のための教科横断STEAM教育の実践、大阪中之島美術館での出版社・美術館・研究者による展覧会と連動した国語と美術の統合的な教育普及活動など様々な実践が行われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査や論文、著書等の概念的な研究の成果は得られたが、新型コロナの感染拡大により、本研究の主眼である国内、海外の実地調査が制限を受けた。そのため、概念と実践の架橋が十分ではない。特に実地調査結果を反映する教師用、生徒用質問紙の作成、対象校への調査協力獲得が遅れ、調査の実施は2023年度にずれこんでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナによる渡航制限などは撤廃されたので、海外調査、国内調査を活発に行う。国内外の調査から具体的な効果が見られた学校にアンケート調査を依頼し、統計的に検証し、実地調査との関連を確かめる。並行して各研究成果をまとめ研究最終年度のまとめをする。研究成果の発表については作成したホームページを用いる他、Webまたは対面による成果発表会を予定している。
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