Project/Area Number |
20H01968
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 17020:Atmospheric and hydrospheric sciences-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 潔 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20345060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
美山 透 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(アプリケーションラボ), 主任研究員 (80358770)
仁木 将人 東海大学, 海洋学部, 教授 (30408033)
豊田 隆寛 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90450775)
高橋 大介 東海大学, 海洋学部, 准教授 (80403856)
小松 幸生 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (30371834)
柳本 大吾 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (40260517)
轡田 邦夫 東海大学, 海洋研究所, 研究員 (40205092)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 海洋物理学 / 西岸境界流 / 沿岸海洋循環 |
Outline of Research at the Start |
北半球最大の海流である黒潮と北東アジアで二番目に大きい親潮を対象にして、それらと内側沿岸循環の力学的相互作用の実態を解明する。すなわち、西岸境界流(黒潮・親潮)から派生するメソ・サブメソスケール擾乱が内側沿岸循環を駆動する物理過程と、同時に内側沿岸循環が擾乱の発生条件や時空間特性を規定して西岸境界流に影響を及ぼす過程を明らかにする。それを実現するために、先端的な観測研究と数値研究の両面からアプローチする。
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Outline of Annual Research Achievements |
北太平洋域における西岸境界流(黒潮・親潮)と内側沿岸循環の力学的相互作用の実態を明らかにするために、観測研究と数値研究を並行して実施した。 観測研究では、特に駿河湾周辺において東京大学・海洋研究開発機構・東海大学チームが中心となって、水温塩分計及び流速計の係留観測を実施するとともに、湾を横断する測線上での高密度な水温・塩分・深度(CTD)及び流速観測(ADCP)を実施した。係留観測の遂行にあたってはステイクホルダーである地元の漁業協同組合及び水産業者と連携し、湾内を横断するフェリーに搭載した流速計(ADCP)による流速計測も、東海大学チームが中心となって通年に渡り実施した。さらに、三陸沿岸においては係留観測に加えて、東京大学チームが中心となって東京大学大気海洋研究所が運行する調査船を用いて、水温・塩分・深度(CTD)等の観測も実施した。さらに、豊後水道では、通年に渡る水温・塩分・深度(CTD)係留観測と、下記には愛媛大学沿岸環境科学研究センターが運航する調査船を用いての水温・塩分・深度(CTD)等の船舶観測も実施した。 一方、数値研究では黒潮と沿岸循環の力学的相互作用を調べるために、JCOPEモデル(海洋研究開発機構アプリケーションラボが開発)の結果を詳しく調べた。その結果、黒潮大蛇行期において黒潮と沿岸循環の間には強い力学的相互作用が存在することが判明した。また、三陸沿岸の沿岸循環については、周囲の山岳地形によって作られる風変動が極めて重要な役割を果たしていることが、COCOモデル(東京大学大気海洋研究所が開発)による数値実験から明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大による影響に伴い、研究集会への参加などに一部支障が生じたものの、数値実験の両研究アプローチとも順調に進んでいる。現場観測については、様々なステイクホルダーとともに強い連携関係を築いている。また、数値実験研究も並行して精力的に進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
観測研究と数値実験研究とも、今年度同様に研究を大きく進展させる。現場観測については活発な活動を、数値実験研究も精力的に推進する体制を維持する。
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