Project/Area Number |
20H03610
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
|
Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
住吉 太幹 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 部長 (80286062)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中込 和幸 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, その他部局等, 理事長 (30198056)
高野 晴成 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 脳病態統合イメージングセンター, 部長 (30348792)
白間 綾 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 室長 (50738127)
松元 まどか 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 室長 (50311337)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥17,810,000 (Direct Cost: ¥13,700,000、Indirect Cost: ¥4,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥8,060,000 (Direct Cost: ¥6,200,000、Indirect Cost: ¥1,860,000)
|
Keywords | 経頭蓋直流刺激 / モノアミン / バイオマーカー / 統合失調症 / 認知機能 / 社会認知 / 日常生活技能 / アセチルコリン |
Outline of Research at the Start |
経頭蓋直流刺激(tDCS)は、統合失調症などの精神疾患の各種症状を軽減する非侵襲的なニューロモディレーションである。申請者は、tDCSが統合失調症患者の精神病症状や認知機能(記憶、実行機能、注意力など)障害を改善することをこれまで報告した。本研究では、ドーパミン、ノルアドレナリン、アセチルコリンの脳内活性を反映する、網膜電位図および瞳孔径律動から抽出される所見に注目する。そして、比較的簡便に得られるこれらの生体指標がtDCSの治療効果を予測できるか調べる。本研究の成果は、統合失調症を対象とした日常診療におけるニューロモディレーションの合理的な使用を促進する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
経頭蓋直流刺激(tDCS)の統合失調症患者における認知機能や社会機能への効果を調べた。併せて、瞳孔径律動など神経生理指標を測定した。tDCSは既報に準じ、陽極を左側前頭部に設置し2mA x 20分の通電を計10回施行した。認知機能および日常生活技能の評価には神経心理学的バッテリーであるBACS日本語版およびロールプレイによる客観的評価法であるUPSA-Bを用いた。また、社会認知機能へのtDCSの効果についての検討も行った。瞳孔径の継時変化(ゆらぎ)の測定は既報に準じ、瞳孔径や瞳孔径の低周波律動を測定した。以上により、刺激脳部位の違いで、統合失調症患者における臨床効果が異なることを、国内外で初めて報告した。すなわち、左側前頭前野の刺激により認知機能に直結する日常生活技能が改善するのに対し、左側上側頭溝ではそのような効果は認めなかった。これらの研究成果を、以下の英文専門誌等で発信した。 ・Yamada Y et al: Electrode montage for transcranial direct current stimulation governs its effect on symptoms and functionality in schizophrenia: Front Psychiatry 2023 Oct 4; ・Yamada Y et al: Preclinical evidence for the mechanisms of transcranial direct current stimulation in the treatment of psychiatric disorders; A systematic review. Clin EEG Neurosci 2023;54:601-10 ・Sumiyoshi T. Transcranial direct current stimulation in the treatment of schizophrenia; Perspectives on functional improvement and monitoring methods. 5th Annual Congress on Psychiatry, 2024.2.8, Madrid
|
Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|