Development of a regional comprehensive patient support system with exercise therapy continuation and mental health function for dialysis patients
Project/Area Number |
20H03982
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
大川 明子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20290546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 奈津美 (小林 奈津美) 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (50823960)
関根 由紀 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60549096)
梅田 徳男 四日市看護医療大学, 地域研究機構 看護医療交流センター, 研究員 (40142319)
伊藤 薫 四日市看護医療大学, 看護医療学部, 准教授 (10433228)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | 透析看護 / 在宅看護 / 遠隔看護 / 運動 / 情報通信 / 高齢者 / 運動療法 / ICT / 透析支援システム / 透析患者の運動支援 / 地域包括的医療支援システム / 運動療法のセルフマネジメント / 遠隔医療支援システム / 透析患者 / 透析患者の運動療法支援システム / 透析運動療法 / 在宅患者支援システム / サイコネフロロジー支援 |
Outline of Research at the Start |
近年、透析医療に基づいた腎臓リハビリテーション(以下、腎臓リハと略)の必要性や有用性が言われている。中でも運動療法はその中核を担い、透析患者にとってQOL改善などをもたらす。運動療法は透析中の実施に加え、非透析日にも実施することで効果がみられる。一方、プログラムに参加しても脱落したり、運動療法をやめてしまうことが多いのも現状である。患者は運動療法の継続という大きな課題がある。 以上のことから、透析患者が地域で活動できて、地域の医療スタッフも看守れる地域包括的支援システムを構築し、運動を実施・継続することで対価も得られる透析患者の身体的、精神的なセルフマネジメント支援システムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本申請者らはこれまでに、患者が地域で活躍しながら医療支援を受けられる地域包括的支援システムを構築してきた。本研究ではまず、この地域包括的な支援システムに透析患者が意欲を持って安心して透析を受けられる支援システムを付加・連結構築し、さらに、運動療法器具も付加した。そして、器具の利用度を既構築システムに送信できるようにした。これによって患者の日々の運動量をシステム内に蓄積できるため、患者の運動量を透析日、非透析日を問わず、患者や医療従事者が把握できるようにした。 本構築支援システムは血液透析患者のみならず、夜間腹膜透析患者にも利活用が可能で、その情報も医療従事者と共有できるようになるので、患者の安心感も増す。効果としてはICT(Information and Communication Technology)を利活用することで、運動量のデータの共有や、グラフ化による視覚的な変化の把握・理解ができること。また、運動を実施・継続するためのモチベーションを維持できるように対価も得られる支援システムを構築した。 昨年度構築した模擬患者でプロトタイプ運動療法支援システムを試行した。模擬患者がおこなった運動量を計測し、その運動量の対価としての充電機能の試行、プロトタイプ運動支援システムのソフトウェアの使い勝手など、本構築支援システムの利用に関する操作性を含めた問題点の洗い出し、ハードウェア面とソフトウェア面の改良をおこなった。 さらに、以上の試行結果に基づいて、これまでの利用しなかった細部に至るまでの構築システムの不具合点の洗い出しをおこなうとともに、システムユーザビリティの向上のためのプログラム変更を含めて、システム環境を再構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度(2020年度)には主として、透析のプロトタイプシステムの支援項目に運動機能(ペダルエクササイズマシーン)を設計し、プロトタイプ機を作製した。また、システムのソフトウェアをクラウドタイプに設計変更して、いつでも、どこからでもシステムの利用を可能にした。すなわち、透析患者がおこなう運動マシーンとその運動相当量を蓄電できるハード面の構築と、それらの数値を既構築システムに取り込む簡単なソフトウェアの構築をおこなった。 2年目の今年度(2021年度)は模擬患者による試行をおこなった。その際に見出された主に既構築システムのソフトウェアの充実を目指した変更点やプログラムの不具合を解消するための改良点が当初計画通りに進捗しなかった。このように運動療法の追加機能と従来機能との連結が進まなかったので、システム全体を再構築し、新たなクラウド環境とプログラムの変更をおこなった。 これらにより、現段階の模擬患者による試行結果に基づく不具合の解消は既存機能と運動機能との連携がとれるようになった。また、クラウド環境も廉価にできるようになり、システムユーザビリティの向上も図れた。 ただ、これらに時間を要したために、当初予定していた模擬患者5症例による試行がおこなえなかったが、ほぼ計画とおりに進捗していると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
本構築システムはICT(Information and Communication Technology)を利活用して、透析患者がいつでもどこからでもシステムを利用でき、その患者家族や医療スタッフを含めて支援しようとするシステム構築を目指している。 2021年度には透析のプロトタイプシステムの支援項目に運動機能(ペダルエクササイズマシーン)を組み込んで、クラウドタイプのデータベースシステムとし、いつでも、どこからでもシステムの利用を可能にした。さらに、本プロトタイプ機で模擬患者の運動量の量が蓄電できることも確認した。また、システムユーザビリティの向上も図り、透析患者や医療従事者の利便性を高めた。 再構築したシステムのさらなる利便性の向上とともに、蓄電された電気量がスマートフォンなどへの充電の可否を含めて、2022年度は本システムを模擬患者において検証するために、システム試行テストを繰り返す。その繰り返しの際に、システムのソフトウェアのマイナーチェンジのための設計変更をおこない、ソフトウェアの変更も必要に応じておこなう。また、2023年度にフィールド調査ができるよう準備を進める。 このように、2021年度に構築したシステムを研究者間で検証し、より利便性・ユーザビリティの高いシステム構築をおこなうとともに、フィールドテストができるように準備を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)