関数空間論的アプローチによる調和解析学の未解決問題の研究
Project/Area Number |
20J00090
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 12010:Basic analysis-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中村 昌平 大阪大学, 理学研究科, 助教
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 拡散方程式の平滑化効果 / 関数不等式の正則化 |
Outline of Research at the Start |
研究目標は、調和解析学における幾何学的概念、特に曲率の果たす役割を明らかにすること、さらに幾何学的により普遍的な形で調和解析学の諸問題を捉え直すことである。そのために、調和解析学における未解決問題、特にフーリエ制限予想と溝畑・竹内予想を研究の中心に据え、X線トモグラフィーという工学的アイデアを応用する形で研究を進める。特にこの溝畑・竹内予想の解決を目指す。ここで提案するX線トモグラフィーの手法は、低次元部分空間で振動を正確に捉え、それをかき集めることで全体の振動もコントロールするという、新たな手法である。この手法の純粋数学の文脈における適用範囲を明らかにし、その有効性を確立することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,熱方程式あるいはより一般に拡散方程式の平滑化効果がどのように種々の関数不等式を改良するかを明らかにする研究を行なった.特にBarthe-Wolffによって証明されたInverse Brascamp-Lieb不等式を,熱流単調性の手法を用いることによって正則化した形で証明することに成功した.通常の熱流単調性の手法を用いる際には,一般のBrascamp-Liebデータをlocaling Brascamp-Liebデータで近似することにより問題を簡略化する.ところが,本研究でInverse Brascamp-Lieb不等式を解析する際には,このlocalising Brascamp-Liebデータによる近似ができないという問題点があった.この問題点に対し,我々はamplifying Brascampl-Liebデータという概念を見出し,このamplifying Brascampl-Liebデータによる近似手法を用いることで,問題を解決した. また,その結果Youngの不等式,Prekopa-Leindlerの不等式,Ornstein-Uhlenbeck半群のhypercontractivity不等式をそれぞれ正則化した形で得るに至った.ついで,この関連から対数型ソボレフ不等式を拡散方程式により正則化することに成功した.これら一連の結果により,上述の「拡散方程式の平滑化効果により関数不等式を改良する」というアイデアを幾何学的な定式化のもとへ一般化する研究の手がかりを得た.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)