Project/Area Number |
20J00273
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 07050:Public economics and labor economics-related
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
鶴田 まなみ 同志社大学, 商学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 経済実験 / オンライン実験 / 行動経済学 / 実験経済学 / 不正行動 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、複数人が共謀して行う不正行為の特性を経済実験によって明らかにする。個人が不正可能な状況で不正を行うか否かの意思決定を行う場合と、複数人が不正可能な状況で不正を行うか否かの意思決定を行う場合、後者の方が不正を行う確率が高いことが複数の先行研究で分かっている。集団の不正行為は、どのような特性があり、どのようなメカニズムで行われるのだろうか。また、集団の不正行為を減少させるような制度設計とはどのようなものなのだろうか。本研究の目的は、集団不正のメカニズムを明らかにし、不正抑制の方法を検証することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度はオンライン実験を2つ行うことができた。どちらの実験においても、様々な年齢・職業の実験参加者を大規模に集める、という、オンライン実験の利点を生かした実験を行った。 1つ目の実験では、不正を行う人がどのような個人特性や経済選好をもっているのかを明らかにした。さらに、この実験では不正行為を行う人に対するステレオタイプが公務員と民間労働者でどのように異なるのかも調査した。民間労働者においては、女性である・既婚である・管理職である、という個人特性が不正を行わないことと相関した。公務員においては、年齢が高い・年収が高いという、という個人特性が不正を行わないことと相関した。さらに、不正選好と相関する経済選好はリスク選好であり、リスク回避的であることと不正を行わないことが相関していた。また、ステレオタイプに関して、公務員は「公務員は民間労働者よりも不正を行わない」というステレオタイプをもっていることが明らかとなった。なお、この研究は査読付きの国際学会や、国内の複数の学会で研究報告を行い、査読付きのプロシーディングス論文として刊行されている。 2つ目の実験では、不正行為の利益が自分のものになる場合・他人の利益になる場合・自分を含む共同の利益になる場合・公共の利益になる場合の4つの状況において、不正行為の程度がどのように異なるかを検証した。現在はこの結果の分析を行い、論文化を進めている。今後、国際学会での報告、さらには国際雑誌への投稿を行う予定である。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)