統合的研究によるアフリカにおけるヒョウと人間の関係の解明
Project/Area Number |
20J01580
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University (2022) University of Shizuoka (2020-2021) |
Principal Investigator |
仲澤 伸子 椙山女学園大学, 人間関係学部, 研究員
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ヒョウ / マハレ山塊国立公園 / カメラトラップ / 痕跡記録 / アフリカヒョウ / 糞分析 / 文化的利用 |
Outline of Research at the Start |
近年アフリカでは、人間と動物の軋轢が高まる中、地域住民が培ってきた動物に関する伝統的知識が、野生動物保全にも貢献しうるものとして再評価されている。その一方で、学校教育の普及などによって動物と遭遇する機会が減ったため、若年層の動物に関する知識の低下が問題となっている。そこで、本研究では、ヒョウの保全という課題解決を目的に、ヒョウと地域住民の関係に着目し、住民のヒョウに関する認識とその変容およびヒョウの生態に対する人間活動の影響を解明し、ヒョウと人間の軋轢を最小限に抑えた保全対策を提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
採用後すぐにCOVID-19が感染拡大したため現地調査ができていなかったが、2022年度は採用後初めて調査地であるタンザニア連合共和国・マハレ山塊国立公園(以下、マハレ)に渡航し、調査をおこなうことができた。 2022年度は7月から9月まで約2カ月半にわたってフィールドワークをおこなった。まず、2021年に日本から送り、現地アシスタントにマハレ内での設置を依頼した赤外線センサーカメラを回収した。カメラに撮影された動物種を同定し、2012~2017年のデータと比較することで、各動物種やヒョウ個体の撮影頻度や撮影場所、撮影時間帯の変化などが明らかになる可能性がある。また、マハレ内でヒョウの糞を回収し、その内容物を同定した。その結果、げっ歯目の消費量が2017年までと比べて多い可能性が示唆された。 さらに、国立公園の境界の近くに住む人々を対象に、動物の目撃情報や獣害の有無について予備的な聞き取り調査をおこなうとともに、境界やその周辺で発見した動物の痕跡を同定した。 日本国内においては、2017年までにおこなってきたマハレ内での赤外線センサーカメラの調査内容をまとめ、論文を国際学術誌に投稿し、受理された。この論文ではマハレ内で撮影された動物種を一覧にまとめ、それぞれの動物がどのような活動パターンを示すのかを明らかにしている。今後マハレ外での動物相との比較をおこない、人と動物との関係を明らかにするうえで重要なデータである。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)