Project/Area Number |
20J01879
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
西川 優花 (2020-2021) 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター, 特別研究員(PD)
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Research Fellow |
西川 優花 (2022) 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 水利権 / 水資源 / イラン地域研究 / レジティマシー / イラン / 乾燥地農村 / 自然観 / 生態史 / ライフヒストリー |
Outline of Research at the Start |
本研究は、イラン中央高原を貫流するザーヤンデルード川に着目する。ザーヤンデルード川は、上流から下流にかけて多様な生態的・社会的条件を有する諸地域を支える400kmを超える内陸河川であり、イランにおいて最も重要な水源の一つである。本研究では、河川流域に存在する諸地域において、人びとが生業を用いて河川とどのように連関してきたのかについて、流域に暮らす人びとというミクロの視点から生態史を描き出していくことを目的としており、それを通じて、流域の諸地域の集積としての河川流域全体というメゾレベルにおいて、どのような実践や理論に基づいて人間が河川(自然)とどのように関わってきたのかを明らかにするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究課題の最終年度(繰越を含む)である本年度の研究実施状況としては、昨年度に続き日本国内においてイランの水利権および水利用に関する文献の精査や資料調査を行った。具体的には、昨年度実施した1982年制定の法律「水公正分配法」のペルシア語原典から日本語への翻訳作業について精査を行い、翻訳の精度を上げた。訳文については来年度『イラン研究』に投稿することを予定している。またそれに並行して、ペルシア語にて出版されているセムナーン地域における伝統的水利慣行と水分配についての書籍の翻訳作業を行った。セムナーンにおける伝統的水利慣行と水分配と、本研究において対象としているザーヤンデルード流域とを対比させることで、水源や自然環境などの条件により生じる水利慣行や水利権の強度の差異について分析を進めた。また、ザーヤンデルード流域における伝統的身体観に関する論考を執筆し、日本沙漠学会の学会誌に投稿中である。そのほか、西アジア研究会および比較水利史研究会などの研究会に参加し、情報収集・意見交換を行ったことで、執筆中の論考について考察を深めることができた。ライフイベントにより7月から採用中断が生じ、成果の発表の多くは翌年に持ち越した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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