がんサバイバーの循環器疾患:がん特異的危険因子解明とリハビリテーション効果検証
Project/Area Number |
20J01952
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
村田 峻輔 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | がん / 循環器病疾患 / リハビリテーション / Cardio-oncology / がんサバイバー / 循環器疾患 |
Outline of Research at the Start |
近年、がんサバイバーにおける循環器疾患が新たな問題となっている。医療の進歩によりがんサバイバーの5年生存率は上昇しており、がんを抱えながら暮らす方が増加している。しかし 化学療法や放射線治療の心毒性という副作用やがんサバイバーの高齢化によって、がんサバイバーはその後がんではなく心血管疾患による死亡リスクが高くなる。まだまだ本邦においてがんサバイバーの循環器疾患は不明瞭であり、有効な循環器疾患抑制・予防策は世界的にも不明である。
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Outline of Annual Research Achievements |
造血幹細胞移植を行なった血液がん患者を対象にし、周術期のがんリハビリテーションがその後の心血管系イベント与える影響を検証した。 本研究は医療保険データを使用したコホート研究である。2005年1月から2021年8月のデータを使用し、18歳以上で血液がんを原疾患とした患者のうち、入院中に死亡していない852名を対象にした。 移植に伴う入院中の、がんリハビリテーションの有無を説明変数とし、心不全、脳卒中、冠動脈疾患、心房細動、その他の血管閉塞、死亡を目的変数として、event history analysisを行なった。交絡変数は、年齢、性別、移植方法、移植片対宿主病の有無、アントラサイクリン処方の有無、がん拠点病院かどうか、病床数が500 床以上かどうか、既往歴 (高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎不全) 、アウトカムの既往歴とした。観察期間は1年とし、各解析で1年後のリスク比 (RR) と、95%信頼区間(95%CI)を算出した。また、移植の原因となったがん腫(白血病・悪性リンパ腫・骨髄腫)で層別し、同様の解析を行なった。 平均年齢(標準偏差)は50.2 (11.4) 歳であり、男性は552名 (66.9%)、がんリハビリテーション実施群は377名 (44.2%) であった。また、がん種ごとでの分布は、白血病群が371名、悪性リンパ腫群が286名、骨髄腫群が195名であった。統計解析の結果、がんリハビリテーションの実施は、死亡および、いずれの疾患においても有意な関連は認められなかった(死亡: RR, 0.87, 95%CI, 0.42-1.80; 心不全: RR, 0.64, 95%CI, 0.32-1.27; 脳卒中: RR, 0.71, 95%CI, 0.41-1.24; 冠動脈疾患: RR, 0.64, 95%CI, 0.12-3.33; その他の血管閉塞: RR, 1.21, 95%CI, 0.61-2.38; 心房細動は発生例が少なく、解析未実施)。また、造血幹細胞移植の原因となったがん種(白血病悪性リンパ腫、骨髄腫)で層別した解析でも同様であった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)