Project/Area Number |
20J11516
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 01050:Aesthetics and art studies-related
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
岩田 健佑 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ヘーゲル / 芸術哲学講義 / 批判理論 / ドイツ観念論 / 象徴 |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、以下の手法により、ヘーゲルの芸術哲学を検討し、哲学による、芸術の把握を正当化することである。【1.ヘーゲル「芸術哲学講義」のテクスト分析】「芸術哲学講義」の各種講義録を用い、ヘーゲルの体系構想の中で分析する。【2.「芸術哲学講義」と現代芸術哲学の比較】「芸術哲学講義」において示された現代社会における芸術の機能と、現代ドイツ批判理論における芸術の社会機能に関する議論を比較検討し、ヘーゲルによる理論の有効性を論じる。【3.個別具体的な芸術現象と理論の比較】ヘーゲルが具体的に参照した芸術の評価、受容史を精査した上でその中にヘーゲルを位置付ける。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は海外研究指導委託により、ベルリン自由大学のゲオルク・ベルトラム教授の指導のもとで研究を遂行した。 ただし、海外におけるCOVID-19対策に伴う研究機関および施設の稼働停止ならびに研究代表者の体調不良のため、研究開始は8月以降に延期された。 第一に、2021年秋学期から参加したベルトラム教授のコロキウムでは、ヘーゲル芸術哲学における芸術の部分性に関して、単に芸術哲学講義において叙述される芸術の社会的歴史的な性格付けからではなく、むしろヘーゲルの哲学的体系における芸術哲学それ自体の位置づけや、その区分分けを支える論理的カテゴリーから正当化するべきではないかという示唆をうけた。 第二に、上記の議論を踏まえたうえで、同時代の美学・芸術哲学において使用されている語彙がヘーゲルによる芸術の理解に対してどのように影響を与えているかという点を明確化するために、ベルリン市内の諸施設において、ヘーゲルと同時代の象徴、言語、芸術に関する文献を入手した。これによって、ヘーゲルが同時代の芸術、象徴理論をどのように受容し発展させたかに関する道筋をつけることができた。とりわけヘーゲルが芸術哲学を論じる際に用いている修辞学的語彙に関して、ヘーゲルの芸術哲学外の体系的文脈との相互参照を含めて見通しを得ることができた。 こうした研究成果を発表するために参加を予定していた学会は、上述した感染対策により開催が中止されたため、採用期間内に公表することができなかった。しかし上述の研究内容については2022年度に開催される予定の国際学会において発表するために論文の形式にまとめている。また国内の学会にも論文を投稿する予定である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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