Project/Area Number |
20J11585
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福井 大和 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 胚着床 / 胚浸潤 / エピジェネティクス / Ezh2 / 脱落膜 |
Outline of Research at the Start |
以前より着床にエピジェネティックな転写制御機構が働いていることが示唆されていた。マウスを用いた予備実験から、胚のエピゲノム変化として、胚接着開始直前の胚盤胞活性化の過程でDNAメチル化の状態には変化を認めないこと、一方、子宮内膜上皮において、胚活性化の前後でEzh2をはじめとしたポリコーム複合体PRC2の構成因子が揃って増加することがわかった。本研究では、子宮特異的Ezh2欠損マウスなどを用いて、DNAメチル化およびヒストン修飾によるエピジェネティックな子宮および胚盤胞の転写の制御機構の着床への関与を明らかにすることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、子宮および胚盤胞におけるヒストン修飾などのエピジェネティックな転写の制御機構の胚着床への関与を明らかにすることを目的としている。H3K27me3における重要な分子として知られるEzh2を子宮特異的に欠損させたマウス(Ezh2 uKO)を用いた研究を行っているが、昨年度までの研究で、Ezh2 uKOマウスにおいて、胎仔数は約1/4に減少し、day8で着床障害、day6で胚浸潤異常をきたしていることが明らかになっていた。 本年度の研究では、胚浸潤過程における着床部位3次元構造の可視化や、day6における着床部位のRNA-seq、ChIP-seqを行った。これらの実験等から、Ezh2 uKOではimplantation chamberの形成異常を伴う胚浸潤異常をきたし、脱落膜化過程の子宮内膜間質の細胞周期と終末分化の異常により、脱落膜形成不全が起こると考えられた。また、ヒト子宮内膜組織を用いたRNA-seqではPRC2およびH3K27me3の経路が着床障害の病態と関連している可能性が示唆された。マウス、ヒトいずれの研究からも子宮内膜のEzh2やH3K27me3に関連する分子群が胚着床に重要な機能を持つことが示唆される結果となった。 また、昨年度に引き続き、LIF-LIFR-STAT3 pathwayに関する研究を行い、子宮内膜上皮のLIFRは子宮管腔構造変化を介した胚接着の調節に必須であり、子宮内膜間質のSTAT3は子宮内膜間質のLIFRとは別の制御により胚接着に関与することが示された。本研究により、LIFが子宮内膜上皮のLIFRを介して胚接着を制御していることが明らかとなった。さらに、ヒト検体、マウスを用いた別の研究から、子宮頸部でのLIF発現の上昇が、子宮内膜胚受容能を計る指標として、子宮内膜組織検査の代用の一部となる可能性を示した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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