放射線治療におけるがん免疫の関与の解明と光免疫療法への応用
Project/Area Number |
20J12988
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 47020:Pharmaceutical analytical chemistry and physicochemistry-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中島 孝平 北海道大学, 生命科学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | がん免疫 / 放射線治療 / 光免疫療法 |
Outline of Research at the Start |
がん治療においてがん細胞を根絶させるのは容易ではなく残存したがん細胞は再増殖する。例えば内照射治療では、腫瘍内の細胞に広く障害を与えられる飛程が長いβ線が、がんの根絶に適していると考えられてきた。しかし、がん免疫の観点を踏まえると、飛程が短いα線は周囲のがん細胞に与える障害は小さいものの、免疫細胞を温存できる可能性がある。 そこで本研究では、各種放射線治療ががん免疫に与える影響と治療効果の違いを解明する。また、申請者は新たながん治療法である光免疫療法の研究に携わってきた。光免疫療法は免疫を活性化できる治療法であるため、がん免疫と放射線治療を効果的に利用し、その治療可能性を広げることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
[1. PITの細胞傷害メカニズムの解明] これまでに、光免疫療法(Photoimmunotherapy; PIT)はがん細胞の細胞膜を物理的に傷害することで免疫原性細胞死(Immunogenic cell death; ICD)を誘発することを明らかにした。ただし、PIT薬剤は抗体複合体であるため、受容体に結合した後は細胞内へ徐々に内在化されるが、内在化した薬剤が細胞傷害性を示すかは明らかとなっていなかった。そこで、各種放射線治療と併用する前にまず、PITの細胞傷害メカニズムのさらなる解明に取り組んだ。その結果、内在化したTra-IR700も照射量が大きい場合には細胞傷害性を示すが、PITでは主に細胞膜に結合しているTra-IR700が作用しており、どちらもICDを誘発することが示された。 [2. X線外照射とPIT併用時の治療効果および免疫の活性化の検討] がん免疫の観点から両治療法の併用が盛んに行われつつある。しかし、腫瘍にX線が照射されることで放射線感受性が高い免疫細胞が損傷を受ける可能性が指摘されている。そこで、がん免疫に各種放射線治療が与える影響の解明を目指し、放射線外照射に関する検討を行った。その結果、放射線外照射とPITを組み合わせることによって、局所ではそれぞれの単独治療よりも治療効果が高いことがわかった。しかし、今回の実験系では、腫瘍抑制性の免疫細胞すべてが増加したわけではなく、また、免疫の活性化による治療効果も現れなかった。今後は免疫チェックポイント阻害剤の投与によって腫瘍内の免疫抑制性環境を変化させたモデルを用いることで、放射線治療とがん免疫の関連の解析をさらに進める予定である。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)