Project/Area Number |
20J13357
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 34010:Inorganic/coordination chemistry-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
篠原 功一 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | セリウム / 酸素架橋金属錯体 / 異種金属多核金属錯体 / 異種多核金属錯体 / ロジウム / 白金 / 脱プロトン化反応 |
Outline of Research at the Start |
セリウムは希土類元素では珍しい四価の酸化数をとることができるため、三価と四価の間の一電子酸化還元能を活かした酸化触媒の有力な候補となり得る。本研究では、セリウムの大きなイオン半径に合わせて多座配位子を高度に分子設計し、金属周りの配位環境を精密に制御した単核のセリウム三価錯体を合成し、これらの単核錯体と酸素分子との反応により、対応する酸素架橋多核セリウム錯体を合成・単離する。さらに単離した酸素架橋セリウム多核錯体における酸素分子の結合・配位様式を明らかにし、これらの錯体の酸素酸化反応の触媒機能を系統的に検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
セリウムは、安定な三価の酸化数に加え、希土類元素では珍しい四価の酸化数をとることができ、三価と四価の間の一電子酸化還元能を活かした酸素酸化触媒の有力な候補となり得る。また、セリウムの酸化物であるセリアは酸素の吸着や放出に優れた化合物として利用されており、その高い酸素吸蔵能力から自動車の三元触媒に代表されるように不均一系触媒の担体や助触媒として応用されている。その観点から、酸素架橋セリウム多核錯体をセリアの分子モデルとして捉え、今年度は、貴金属含有の金属混合錯体の合成に取り組んだ。その結果、昨年度合成したセリウムーロジウム異種金属混合錯体の合成条件の精査することにより、再現性の高い合成条件の探索に成功した。さらに、セリウムーロジウム錯体とカチオン性金錯体との反応により、セリウムーロジウムー金三元系金属錯体の合成に成功した。以上のように、多種多様な異種金属混合錯体の合成法が確立されつつあることから、さらにそれらの反応性を明らかにし、新規触媒反応への応用の準備が整いつつある。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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