食品中テルペノイド類の探索および幹細胞を用いたがん再発・転移予防薬の創製
Project/Area Number |
20J14567
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
今堀 大輔 京都薬科大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | がん予防 / テルペノイド / Hibiscus tiliaceus / Petasites japonicus / Lindera umbellata |
Outline of Research at the Start |
本研究では,食品の高い安全性と天然物の構造多様性に着目し,がん予防薬シード化合物を開発する.すなわち,植物性食品を基盤として機能性成分を探索することにより,新たなメカニズムを有する発がんおよびがん再発・転移予防薬の創製を目指す.具体的には,食経験のある植物からエキスを作成し,抗遺伝毒性,細胞毒性およびがん幹細胞毒性試験を用いてスクリーニングを行う.次に,活性を有する植物から,もっとも構造多様性に富むといわれているテルペノイド類を単離し,その詳細な化学構造を明らかとする.最後に,誘導化および各種試験を繰り返すことにより,活性発現に必須となる構造を見出し,構造最適化を行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、植物性食品よりテルペノイド類を単離・精製し,それらの化学構造および機能性を明らかにすることで、がんの再発・転移を予防する新規医薬品シーズを見出すことである。 最終年度は、クロモジ(Lindera umbellata)、カノコソウ (Valeriana fauriei)、ユズ (Citrus junos), キンカン(Fortunella crassifolia)、ナンテン (Nandina domestica)よりさらなる新規機能性成分の探索を行った。その結果、モノテルペン誘導体、グアイアン型セスキテルペン、リグナン、リモノイド、アルカロイドなど、計22種の新規化合物を既知化合物とともに得た。クロモジ(Lindera umbellata)より得られたモノテルペン誘導体であるlinderapyrone は、 Wnt シグナルの異常亢進が知られる大腸がん細胞 HT-29 増殖抑制活性を示した。加えて、Wnt/b-catenin経路の活性化によりルシフェラーゼ遺伝子の転写が促進されるTOP-Flashルシフェラーゼアッセイにより活性評価を行ったところ,linderapyrone はルシフェラーゼ遺伝子の転写活性化を抑制した。また、リグナンはがん細胞およびがん幹細胞双方において増殖抑制活性を示した。これらの活性化合物と前年度に得た化合物の作用機序解明を行うことで、がんの再発・転移を予防する新規医薬品シーズの提案を目指す。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(30 results)