パネルデータによる動的解析に基づく災害復興政策のデザイン
Project/Area Number |
20J15157
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 22050:Civil engineering plan and transportation engineering-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
渡邉 萌 熊本大学, 自然科学教育部, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2020: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 災害復興 / 熊本地震 / 災害公営住宅 / 応急仮設住宅 / パネルデータ / 住まい意向 |
Outline of Research at the Start |
過去に発生した震災事例では,発災から時間が経過するにつれ,被災者の住まい意向は大きく変化したことが報告されている.その場合,意向が変化する度にその都度災害公営住宅の供給計画を見直す必要がある.それによって整備完了までに多くの時間を要するケースや,必要以上の戸数が建設されるケースが生じた.これらの問題を解決するためには,復興政策の検討において被災者の状態を静的にみるのではなく,時間軸を意識した動的な分析が不可欠である.本研究は,被災者の住まい意向における生活再建までのプロセスの動的な解析と予測手法の構築を行い,災害公営住宅供給や災害復興政策における,新しい施策提案や制度設計を行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度に実施した熊本地震後の益城町における被災世帯を対象とした住まい意向の三時点パネル分析を通して,被災世帯の入居以降の経時的な変化をより詳細に分析する必要があることが示された.必要な分析を実施するためには,データ構造に適した手法の開発が必要であったため,採用期間の最終年度である当該年度では (a) 2値の結果変数を扱うサンプルセレクションモデルの開発,(b) 多項型のサンプルセレクションを記述可能なモデルの開発,(c) 選択肢相関を記述可能な操作変数モデルの開発を行った.(a), (b) のモデルは,復興期の被災者を対象としたパネルデータの脱落 (パネルアトリッション) や,住まい再建意向の経時的な変遷を記述可能なモデルである.シミュレーションと交通調査データを用いた実証分析を実施し,開発したモデル (a), (b) の検証を行った.これらの成果を国内外の学会にて発表し,様々な研究者と議論を重ねた.また,(c) 選択肢相関を記述可能な操作変数モデルは,災害前の居住地区,被災後入居した仮設団地など,被災者が所属している集団から受ける影響 (Peer group effect) の有無を検証可能なモデルである.シミュレーションによりモデルのパフォーマンスを検証し,その結果は2022年5月に開催される国際学会にて発表予定である.開発したこれらのモデルを用いた益城町の住まい意向データの分析は採用期間内に行うことはできなかったが,将来的には住まい意向データの三時点パネルデータ解析への適用を予定している.
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)