脳卒中患者における自己・外界由来感覚の自他帰属変容と身体機能回復との関連
Project/Area Number |
20J15264
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
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Research Institution | Kio University |
Principal Investigator |
宮脇 裕 畿央大学, 健康科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 運動主体感 / 脳卒中 / 運動障害 / 自他帰属 / 運動制御 / 知覚的手がかり / 認知的手がかり |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、脳卒中患者が自己の運動に伴う感覚や外界から得られる感覚をどのように利用し、運動を制御しているかを検証することである。正確な運動制御には、感覚の自他帰属、つまり自分の運動から生じる自己由来感覚と外的に生み出される外界由来感覚を区別し、自己由来感覚のみを運動制御に利用する必要がある。この自他帰属において、脳卒中患者は自己・外界由来の感覚を誤って帰属することがある。本研究は、誤帰属をきたす者とそうでない者の特徴を分類し経過を追跡することで、脳卒中患者の誤帰属と身体機能不全およびその回復との関連性の解明に迫る。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度において、本研究は、臨床現場において脳卒中患者の自他帰属戦略を簡便に評価するための質問紙を作成すべく、その試作版にてデータ取得を進めた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、当該年度に目標の数百例のデータを取得することは叶わなかったが、現在は百例弱のデータが集まっており、研究は着実に進捗している。 質問紙の作成に並行して、自他帰属戦略と脳卒中後運動障害との関係性について、当該年度についても縦断的に検証を進めた。その結果、健常者や運動障害が軽度の患者では、運動から得られる感覚運動情報に基づき自他帰属をなしている一方で、運動障害が重度の患者では、この感覚運動情報と自他帰属間の相関関係が損なわれていることが示唆された。この結果は、患者における自他帰属戦略の変容を示唆した前年度までの研究成果を支持しており、さらなる検証を進めることで、自他帰属戦略の変容に関わる原因と影響が明らかになることが期待できる。この新たな研究成果は、現在、国際学術誌に投稿中である。 まとめると、感染症拡大の影響もあり研究の完了には至らなかったが、データ取得や研究計画の発展など、研究は着実に進捗している。今後は、現在進めているデータ測定を継続しつつ、得られたデータに機械学習などの解析を適用することで、臨床の多変量データから自他帰属戦略の変容に関わる特性を探索するとともに、身体機能回復への影響について見出すべく研究を発展させる予定である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)