Project/Area Number |
20J15403
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 43010:Molecular biology-related
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
神田 勇輝 近畿大学, 薬学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | PKC / ストレス顆粒 / MAPK / RNAヘリケース / 熱ストレス / 分裂酵母 / トランスロケーション / 相分離 / MAPKシグナル / 時空間的制御 |
Outline of Research at the Start |
Protein Kinase C (PKC)は細胞増殖など生命現象の中核を担うとともに、発がんなどの疾患とも関わる。また、細胞内顆粒構造体であるストレス顆粒(SG)の制御破綻が癌や神経変性疾患と関わるという知見も積み重なっている。本研究では、「PKCの制御におけるSGの関わり」が明らかになることにより、SGといういまだ全容が未解明な構造体がPKCシグナル制御に果たす役割を提唱するとともに、PKCやSG制御の破綻が引き起こす疾患の病態や治療に直結する、インパクトある成果が得られると予想する。
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Outline of Annual Research Achievements |
Protein Kinase C (PKC)は細胞の生死を決定する上で重要な役割を果たしていることから、PKCの制御機構を明らかにすることは極めて重要である。高等生物のPKCは熱やヒ素などの環境刺激に応答してストレス顆粒へ移行することは報告されているが、PKCの制御機構との関係については未解明である。 本研究では、「ヒトPKCの分裂酵母オルソログであるPck2のストレス顆粒移行」に焦点をあて、ストレス顆粒がPck2及びその下流のMAPKシグナルの活性にどのような影響を与えるのか、また申請者がPck2/MAPKシグナルの制御因子として同定した、ストレス顆粒の構成因子であるDed1がPck2のストレス顆粒移行に与える影響、及びDed1によるPck2/MAPKシグナル制御機構を明らかにすることで、今までに提唱されていない、PKC の活性制御機構やPKC/MAPKシグナル制御の場としてのストレス顆粒の役割を解明することを目的としている。 令和3年度では、①Pck2及びDed1を過剰発現させると非ストレス条件下においても、ストレス顆粒が形成され、Pck2及びDed1自らもストレス顆粒へ移行すること、②Ded1を過剰発現させると、Pck2のストレス顆粒移行が促進されること、③Ded1過剰発現がPck2のストレス顆粒移行を促進させるためには、Ded1のヘリケース活性、並びに、Ded1自らのストレス顆粒移行能が必要であること、を明らかにした。 これらの成果は、令和2年度の「SGsによるPck2/Pmk1 MAPKシグナルを制御するための負のフィードバック機構」に関する研究では解明されなかった、「Pck2のSGs移行の詳細な制御メカニズム」を明らかにする上で極めて重要な知見が得られたと考えている。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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