過去の土地利用が植物群集組成を長期的に規定するメカニズム:スキー場草原に着目して
Project/Area Number |
20J20697
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 45040:Ecology and environment-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
矢井田 友暉 (2020-2021) 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Research Fellow |
矢井田 友暉 (2022) 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 半自然草原 / 植生再生 / 真菌共生 / スキー場 / 種子散布制限 / メタバーコーディング / 埋土種子 |
Outline of Research at the Start |
植物の多様性や種組成は、現時点での環境条件だけでなく、過去の土地利用によっても強く影響を受けて成立していることが世界的に多く報告されている。しかし、過去の土地利用の影響が長期に残るメカニズムは未だ十分に解明されていない。そこで、約50-80年前の森林化の有無によって現在の植生が異なる草原では、森林化による埋土種子の消失、種子散布による移入制限、および森林化による土壌環境および菌根菌相の変化による定着制限の3つの要因によって植生が規定されているという仮説を立てた。これらの仮説の検証を行い、過去の森林化が長期に渡って草原植生を規定しているメカニズムの一部を示すことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在みられる植生(多様性や種組成)は、現時点の環境条件だけでなく、過去の土地利用によっても強く影響を受けて成立していることが世界的に多く報告されている。しかし、過去の土地利用の影響が長期に残るメカニズムは未だ十分に解明されていない。申請者は近代的な土地利用のひとつであるスキー場に維持されている草原(半自然草原)において、 土壌条件や光環境などの現在の環境要因以上に、約50-80年前の森林化の有無が現在の在来草原性植物の多様性や種組成に影響を与えていることを発見し、そのメカニズムの解明を目指した。今年度は、過去の森林化による土壌中の栄養塩量(リン・窒素など)や菌類相(真菌・バクテリア類)の変化により草原性植物種の移入後の定着が妨げられるかという仮説の検証を行なった。前年度に採取したスキー場50地点の土壌サンプルおよびその周囲1平方メートル以内に生育している草原性植物7種の細根サンプルからDNA抽出を行い、PCR実験にてDNA断片の増幅を行なった。対象種は草原に広く生育している種(ススキ・ヨモギなど)や森林化の有無と分布との相関が見られた種(アヤメ・オカトラノオ・ワレモコウ)であることを基準に、様々な分類群からの選定を行なった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)