がん幹細胞のタンパク質分解系を標的とした革新的抗がん剤創成の基礎研究
Project/Area Number |
20J21092
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 50010:Tumor biology-related
|
Research Institution | Gifu Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
平岩 茉奈美 岐阜薬科大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | がん幹細胞 / 膠芽腫 / SMURF2 / リン酸化修飾 |
Outline of Research at the Start |
近年、「がんの病態」と「がん幹細胞の幹細胞性」に緊密な関連性が示されている。悪性脳腫瘍・膠芽腫(GBM)においても、グリオーマ幹細胞(GIC)の幹細胞性維持機構が重要な役割を担うことが報告されている。我々はSmurf2の新規リン酸化サイト(Smurf2Thr249)を発見し、そのリン酸化修飾が間葉系幹細胞の幹細胞性維持に重要であることを見出した。本研究では、Smurf2Thr249のリン酸化修飾が、がん幹細胞の幹細胞性及び、がんの悪性化進展度に与える影響の解明を目指す。さらに、がん幹細胞におけるSmurf2Thr249のリン酸化修飾を創薬標的とした、革新的な治療薬の開発を指向する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
膠芽腫(GBM)は、あらゆるがんの中で最も予後不良の中枢神経系腫瘍であり、根本的な治療法の開発が望まれている。近年、「がん幹細胞の幹細胞性」と「がんの病態」に緊密な関連性が示されており、GBMの発症・進展や抗がん剤・放射線に対する抵抗性においても、グリオーマ幹細胞(GSCs)の幹細胞性維持機構が重要な役割を担うことが報告されている。我々はこれまでに、SMURF2のリン酸化修飾(SMURF2T249)が、TGF-βシグナルによるGSCsの幹細胞性維持機構とグリオーマ進展制御機構において重要である可能性を見出している。そこで本研究では、「SMURF2リン酸化修飾によるGSCsの幹細胞性調節機構」を解明し「がん幹細胞のSMURF2T249を標的とした抗がん剤開発の基盤確立」を目指す。 本年度は、「SMURF2のリン酸化修飾を標的としたグリオーマ新規治療薬の有用性」を明らかにするため、SMURF2T249特異的に作用するホスファターゼを阻害する化合物の同定を目指した。基質としてSMURF2T249周辺ペプチドを使用したモリブデン酸・マラカイトグリーンアッセイ法により、化合物ライブラリーのスクリーニングを実施した。その結果、SMURF2T249特異的に作用するホスファターゼを阻害する化合物として、化合物Xが同定された。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(4 results)