蛍光偏光顕微鏡ライブイメージングによるビメンチン動態制御機構の解明
Project/Area Number |
20J21131
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 48010:Anatomy-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
中井 紀 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 細胞骨格 / 蛍光偏光顕微鏡 / ライブイメージング |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、蛍光偏光顕微鏡を用いて核周囲ビメンチンネットワークの動態制御機構を明らかにすることである。具体的には、まず全反射型蛍光偏光顕微鏡で1分子蛍光偏光観察を行い、細胞内のビメンチン1分子の重合過程を観察する。またスピニングディスク共焦点型の蛍光偏光顕微鏡を開発し、ビメンチンネットワークの立体的な形態をリアルタイムかつ単一フィラメントレベルで解析する。これらの知見を融合し、核周囲ビメンチンネットワーク全貌の形態とそれを決定する重合・脱重合制御機構を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
【A.全反射型蛍光偏光顕微鏡による 1 分子蛍光偏光イメージング】共同研究先の谷研究室に出張し、1分子蛍光偏光イメージングを行った。現在、所属研究室の川岸助教と協力し、取得した画像から超解像画像を出力するプログラムを開発している。 【B.スピニングディスク蛍光偏光顕微鏡の開発】ハイパワーの光源を導入した。また、新しく偏光分光光学系を新しくひとつ作成したことで、スピニングディスク蛍光偏光顕微鏡が利用可能になった。 【C.核周囲ビメンチンネットワークの形態および動態の解析】ビメンチンのUnit Length Filamentの動態を調べるため、Unit Length Filamentのみを形成する変異体Vimentin Y117Lの利用を試みた。Vimentin Y117L-Halotagを発現させてUnit Length Filamentを観察することができたものの、我々が開発したビメンチン蛍光偏光プローブは、Unit Length Filamentに結合しなかった。 【D.核周囲ビメンチンネットワークと微小管との相互作用の解析】また、二色で蛍光偏光イメージングを行うため、赤色蛍光タンパク質ベースの蛍光偏光プローブの開発を試みた。赤色蛍光タンパク質と抗体様分子の連結方法を最適化することで、アクチンおよびビメンチンの赤色蛍光偏光プローブを作成することができた。この成果を論文として発表した(Nakai, 2021, BBRC)。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)