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運動時の持久力に関わる免疫細胞の役割の解明

Research Project

Project/Area Number 20J21339
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Review Section Basic Section 59020:Sports sciences-related
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

冨永 貴輝  早稲田大学, スポーツ科学研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2020-04-24 – 2023-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords持久性運動 / 持久力 / 免疫細胞 / マスト細胞 / エネルギー代謝 / ヒスタミン / 炎症 / マクロファージ / CCR2
Outline of Research at the Start

持久性運動時には全身性炎症反応が惹起され、骨格筋に免疫細胞が浸潤する。これまでに、免疫細胞の一種である好中球やマクロファージが浸潤し、運動時のエネルギー代謝に関わる可能性が見出されてきた。一方、どのようなメカニズムで免疫細胞が運動時のエネルギー代謝に寄与するのか明らかではない。そこで本研究では①マクロファージが持久力やエネルギー代謝に及ぼす影響およびそのメカニズムを明らかにすること、②マクロファージが制御するサイトカインが持久力やエネルギー代謝に及ぼす影響およびそのメカニズムを明らかにすることを目的とする。

Outline of Annual Research Achievements

持久性運動は骨格筋のエネルギー代謝を亢進し、糖尿病をはじめとする代謝性疾患の予防や改善に重要であると考えられている。近年、ヒスタミンが血管内皮細胞を介した運動適応やエネルギー代謝機能の向上に寄与していることが明らかとなった。ヒスタミンはマスト細胞から産生される生理活性物質であるが、エネルギー代謝機能の向上にマスト細胞が関与しているかどうかは明らかでない。昨年度は運動により、マウスの骨格筋に存在するマスト細胞が脱顆粒する可能性が明らかとなった。そこで本年度は、マスト細胞の脱顆粒を阻害するクロモリンを用いて、運動によるマスト細胞の役割の解明を目指した。マスト細胞が持久力に関与しているかどうかを明らかにするために、マウスにクロモリンを投与し、疲労困憊運動を負荷した。運動継続時間を指標として持久力を評価したところ、クロモリン投与群と対照群との差は認められなかった。加えて、骨格筋における、エネルギー代謝に関与する遺伝子であるglucose transporter 4 (GLUT4)の発現を測定したところ、運動による影響は認められなかった。また、炎症やエネルギー代謝に関与する遺伝子であるIL-6の発現を測定したところ、運動による遺伝子発現の亢進は認められたが、クロモリン投与群と対照群との差は認められなかった。さらに、マスト細胞が産生細胞の一つであるヒスタミンの血中濃度は運動による変動が認められなかった。以上のことから、マスト細胞の運動時のエネルギー代謝への関与は大きくない可能性が考えられるが、今後はクロモリンを用いた実験系の妥当性も含め検討を行う必要がある。

Research Progress Status

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(3 results)
  • 2022 Annual Research Report
  • 2021 Annual Research Report
  • 2020 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Pharmacological Inhibition of CCR2 Signaling Exacerbates Exercise-Induced Inflammation Independently of Neutrophil Infiltration and Oxidative Stress2021

    • Author(s)
      Tominaga Takaki、Huang Jiapeng、Suzuki Katsuhiko
    • Journal Title

      Immuno

      Volume: 2 Issue: 1 Pages: 26-39

    • DOI

      10.3390/immuno2010003

    • Related Report
      2021 Annual Research Report
    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2020-07-07   Modified: 2024-03-26  

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