Project/Area Number |
20J22113
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 33020:Synthetic organic chemistry-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中嶋 大輔 名古屋大学, 創薬科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 全合成 / 合成研究 / ダフニフィラムアルカロイド / 天然物 / 合成 |
Outline of Research at the Start |
天然物の合成経路を確立することは医薬品開発を行う上で重要であるが、中には合成難易度が高く、未だに人類が供給できないものがある。Yuzurimineは1966年にユズリハ属の木から単離された天然物であるが、合成難易度が高い骨格をもち未だに合成が達成されていない。この骨格をもつ天然物には数多くの種類が存在し、その合成経路を確立することは人類が手にできる化合物の幅を大きく広げることができる。そのような背景から、私は今までにこの骨格の合成研究に着手し、カスケード反応を開発することでその構築に成功している。本研究ではこのカスケード反応を用いて、この骨格をもつ様々な天然物の合成へと研究を展開する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ダフニフィラムアルカロイドはユズリハ属(Daphniphyllum)の植物から単離されたアルカロイドの総称である。その中には、一つの7員環に対し二つの5員環が縮環した[7-5-5]の三環性骨格を有した化合物群が存在し、これらに対する合成研究は盛んに行われてきた。しかし、14位炭素に不斉点を有し、9位炭素-10位炭素間に非共役二重結合をもつ[7-5-5]の三環性骨格を有した化合物群に着目すると、yuzurimineなどの化合物が数多く存在する一方で、現在までに合成された化合物はその一部のみである。そこで、私はyuzurimineなどの未だ合成されていない様々な化合物へと変換可能な三環性骨格の実用的な構築法を確立すべく研究を行った。 私はこれまでに電子環状反応と分子内求核付加反応を連続して行うカスケード反応行い、[7-5-5]の三環性骨格を有する化合物を合成した。2022年度は、含窒素骨格の構築を行った。まず窒素の導入を行うべく、メシラートに対するアジドの導入を検討したが、望みでない分子内反応が進行する結果となった。この問題は、分子内の反応点同士を架橋することで解決することができ、環状亜硫酸エステルに対するアジドの導入に成功した。Aza-Wittig反応とイミンの還元をワンポットにて行うことでピペリジン環の構築を行った。Claisen転位を行い、第四級炭素を構築した。その後、ダフニフィラムアルカロイドに存在するエステル部位を構築する際に、アミノ基の酸化等の副反応が進行することが明らかとなり、アミノ基を保護する必要があることがわかった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)