Project/Area Number |
20J22135
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 24010:Aerospace engineering-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
名田 悠一郎 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 電波干渉計 / ソフトウェア無線 / デジタル信号処理 / 分散型通信システム / 検証実験 / 複数宇宙機 / 通信アーキテクチャ / 無線信号処理 / 分散協調制御 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、相対位置の不明さによらない複数宇宙機による実時間無線干渉計の構築に関するものである。位相合成処理を用いた新しい通信形態・システムを提案しており、その基本原理の検証や、宇宙実証を見据えた電波帯の機器開発・実験の実施と、提案システムをより発展させ、集光効率や運用性能を高めるための協調制御を適用した通信・制御方式の構築を行う。このほか相対速度変化補償器の提案とドローン等を用いた3次元空間での検証実験を行う。これらの成果で、提案干渉計システムの実用化につなげる。本研究は、地球監視や天体観測など幅広い応用が期待される複数宇宙機による干渉計システムの実現性・利用性を大きく向上させるものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は,電波帯における提案手法の通信形態および信号処理の実証に向けた実験を実施した.前年度より引き続き実験用の機器開発を進め,SDR(ソフトウェア無線機器)をベースとしたデジタル信号処理による提案信号処理の実装を行うとともに,奥行き20m程度の電波無響室環境を用いることで,これまでその影響を真に加味できていなかった通信点間の幾何的配置を考慮した無線通信実験を行なった.実験によって,二波を利用した二重のプロダクト検波処理によって,本質的な課題であった信号受信子機間の電波到来方向の位相不確定性が排除されるとともに,それと垂直な基線方向の位置把握(対象の信号強度分布推定に重要)の精度については,従来手法のような波長精度を要求せずとも,観測対象たる電波源の位置(方向)を波長精度で信号受信子機間の位置を管理した場合と同等程度には推定できる可能性が示唆された.今後の研究の展開としては,今回は予算の関係で困難であった,より高スペックのコンピュータの利用でサンプリングレートを向上させるか,FPGAへの直接実装で信号処理演算を実装することなどで処理を高速化することで,精度良く干渉信号処理を実施し,位相計測精度・分解能の高い実験データを得ることが考えられる.他方,実際の観測対象信号が広帯域であることを考慮した位相処理手法について数値シミュレーションをベースに検討を行なった.今後は,本位相処理手法を通信実験により検証することが重要である.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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