複数の猛禽類を対象とした多次元的なニッチ解明と生物多様性指標としての価値の再検証
Project/Area Number |
20J22307
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 63040:Environmental impact assessment-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
清水 拓海 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 猛禽類 / ニッチ / 食性 / 繁殖 / DNAメタバーコーディング |
Outline of Research at the Start |
SDGsといった国際的な目標の採択は,生物多様性や生態系機能の保全に対する世界的な関心を高めた.特に猛禽類は生物多様性を象徴する存在として広く認知されており,日本においても環境アセスメント評価指針が示されている.しかし,猛禽類の種間競争や共生の可能性などに着目した知見はアセスメント手法に反映されていない.そこで本研究では同所的に生息している複数の猛禽類を対象にDNAメタバーコーディングを用いた食性解析と,営巣木周辺の環境に着目した繁殖地選択の解明を行う.得られた知見から,猛禽類がどのように共生・競争しているのかを明らかにすることで,新たな環境アセスメント手法について議論していく.
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年5月6月7月の山形県における現地調査によって22箇所以上の猛禽類(オオタカ,ノスリ,トビ,トラフズク)の営巣木下から餌資源利用評価に用いるペリットサンプルと糞便サンプルの採取を実施した.昨年までのペリットと糞便採取を合わせると本研究の実施に十分なサンプル採取が完了した。昨年までの調査によって32箇所の営巣木を中心として半径10m以内の立木密度(直径10cm以上の立木をカウント),それぞれの樹高,胸高直径,樹種,舗装路からの距離,林縁からの距離の測定が完了していたが,7月と11月の現地調査によって追加で28箇所の営巣木とその周辺のデータ採取を実施した.これまでの調査によってオオタカ:9箇所,ノスリ:22箇所,トビ:20箇所,トラフズク:21箇所の営巣木とその周辺のデータ採取が終了しており,本研究の実施に十分なデータの採取が完了している。同時に関東地方のトラフズクのDNAメタバーコーディングによる食性解析にも取り組み,得られた成果を主著論文として掲載した。研究者としてのアウトリーチ活動の一環として、後期博士課程進学者がどのような研究に取り組み,どのような写真を撮影しているのかを一般の方々に知ってもらうことを目的として,「研究者コラボアート展」を横浜のアートギャラリーを貸し切って主催した.2022年11月以降,研究活動に支障をきたすほどの体調不良により解析と論文の執筆が思うように進まなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
不慮の体調不良に見舞われてしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
サンプルとデータの採取はおおよそ完了しており、体調不良も続いていることから追加のフィールドワークを中止し、サンプルとデータの解析と論文執筆作業に集中する。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)