Project/Area Number |
20J40101
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 49070:Immunology-related
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Research Institution | Kyushu University (2022) Kagoshima University (2020-2021) |
Principal Investigator |
吉野 紀美香 九州大学, 農学研究院, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | コモンマーモセット / 脊髄損傷 / 免疫不全 / 自律神経 |
Outline of Research at the Start |
交感神経や副腎系の活性化を介した神経・内分泌原性の免疫不全メカニズムが、齧歯類脊髄損傷モデルにおいて明らかになりつつある。しかし、実験レベルでは齧歯類を用いたもの、臨床レベルではヒトの実態調査にとどまっており、脊髄損傷後の免疫低下と感染症の発症機序の解明に向けて、特にヒトの病態に適した実験モデルでの検討が全く進んでいない。そこで本研究では、霊長類であるコモンマーモセット脊髄損傷モデルを用いて、損傷後急性〜慢性期における免疫システム、交感神経、副腎系の機能動態を明らかにし、脊髄損傷による免疫不全の霊長類モデルを構築するとともに、免疫変容と感染症を引き起こすメカニズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
脊髄損傷後長期間が経過した患者の死亡原因の1位は感染症である。本研究では、霊長類であるコモンマーモセット脊髄損傷モデルを用いて、損傷後急性期及び慢性期における免疫システム、交感神経、副腎系の機能動態を調べ、脊髄損傷による免疫不全の霊長類モデルを構築するとともに、免疫変容と感染症を引き起こすメカニズムを明らかにすることを目的とした。 第5~6胸髄より上位の脊髄を損傷した患者は,排便不良等で直腸に刺激が入った際に,自立神経反射(過反射)が起こり血圧の急上昇及び徐脈が起こる。げっ歯類ではこの過反射が繰り返し起こることで免疫不全が引き起こされることが証明された。排便不良の再現は実験的に直腸内バルーンでの刺激を用い、血圧及び脈拍測定は非加温で侵襲性のない非観血的方法を用いた。健常マーモセット5頭では、刺激後(1min,2min,3min)測定を行ったところ,刺激直後に心拍が上がり血圧には大きな変動は見られなかった。 脊髄損傷免疫不全モデルは、深麻酔下にて第3-4胸髄間を完全に切断し作成した。損傷手術後1日目、2日目に自律神経反射を調べるための直腸刺激を行った。損傷前は刺激により脈拍の上昇がみられたが、損傷後は大きな変化が見られなかった。 げっ歯類モデルと違い霊長類モデルでは手術による侵襲性が大きく、術後15週までの慢性的データ取得を目的とするなか、いずれの個体も慢性期まで生存しなかった。そこで2年度目は、第3-4胸髄間の脊髄の背側のみを切断する背側切断モデルの作成をこころみる必要がある。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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