Project/Area Number |
20J40204
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 90030:Cognitive science-related
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
本井 碧 九州大学, 芸術工学研究院, 特別研究員(RPD)
|
Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2021)
|
Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 生理的多型 / 遺伝子多型 / 環境適応能 / 認知機能 |
Outline of Research at the Start |
初年度には健康な大学生100名程度を対象として書面上での同意を得たうえで、DNAを採取する。さらに、対象者集団に対して運動習慣・食生活・睡眠習慣・性格特性等の寒冷適応に影響するとされる主要な要素について先行して調査を行う。 初年度末より寒冷環境に順化したとされる冬季に、研究計画にて後述するプロトコルで比較的緩やかな低圧・寒冷環境曝露を行い、認知機能や意思決定機能を測定する課題を実施する。次年度初頭に、この実験で得られた検体のホルモン・インターロイキンや、必要であればDNAメチル化解析を実施する。後期には前年と同様の環境曝露実験を実施し、被験者数を十分な統計的検出力を持つ水準まで確保する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトは、生理的・遺伝的適応と文化的適応により温暖なアフリカから緯度の高い寒冷地域や高地にも生息域を拡大した。寒冷・低圧環境において認知機能を維持することは、安全確保や危機回避に寄与することから、人類の生存において無関係であるとは考えづらい。一方でスポーツ科学や労働衛生の分野から検討がなされてきた暑熱環境下での研究と比較すると、寒冷環境下での認知機能に関する研究は国内外問わず少なく、堅牢な結論はいまだに出されていない。以上より「ヒトの認知機能は寒冷・低圧環境へどのように適応してきたのか」を明らかにする必要がある。 認知機能を含む環境曝露時の生理反応を捉えることで、生理的適応の様態の多様性を捉えることができると考えられるが、機能的な遺伝子多型についての検討には至っていない。そこで本研究は、寒冷・低圧環境における認知機能への遺伝子多型の影響を明らかにすることを目的とした。 初年度には健康な大学生100名程度を対象として書面上での同意を得たうえで、DNAを採取と対象者集団に対して運動習慣・食生活・睡眠習慣・性格特性等の寒冷適応に影響するとされる主要な要素について調査を行う予定であった。さらに寒冷環境に順化したとされる冬季に、比較的緩やかな低圧・寒冷環境曝露を行い、認知機能や意思決定機能を測定する課題を実施する計画であった。しかしながら新型コロナウイルス感染症流行の影響により対面での接触を伴う検体採取や環境暴露実験が実施できなかったため、性格特性と新型コロナウイルス感染症影響下でのストレスや生活習慣アンケート調査と、前年度まで予備実験的に実施していた低圧低酸素曝露時の生理的データ解析を行った。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|