The Acquisition of Syntactic Structure
Project/Area Number |
20K00587
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
村杉 恵子 (斎藤恵子) 南山大学, 国際教養学部, 教授 (00239518)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 第一言語獲得 / 生成文法理論 / Mimetics / 主節不定詞現象 / Paramerization / Minimalism / Labeling / ミニマリスト理論 / 言語獲得 / 統語構造 / ラベリング / パラメター / 併合 / 普遍文法 / かきまぜ / 相対的普遍性 / 主節不定詞 / 極小理論 / ミメテイックス |
Outline of Research at the Start |
世界の言語はどのように共通項をもち、どのように異なるのか。本プロジェクトは、いわゆる時制の一致というような特徴はないものの、擬態語や擬声語、擬情語の豊かな日本語のような言語を基軸に、幼児言語と大人の文法の記述的理論的研究が、現代の文法理論(生成文法理論)の精緻化に貢献できるところについて取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
世界の言語はどのような普遍性をもち、どのように異なるのか。本プロジェクトは、いわゆる時制の一致というような特徴はないものの、擬態語や擬声語、擬情語の豊かな日本語のような言語を基軸に、幼児言語と大人の文法の記述的理論的研究が、現代の文法理論(生成文法理論)の精緻化に貢献できるところについて取り組む。 幼児の言語獲得の初期の段階においてMimeticsは主節不定詞としての性質を伴って「マイマイた」(ぐるぐるまわっているという意図をもった発話)や「パイた」(取り除いてほしいという意図をもった発話)として動詞的に使われる。この経験的事実は、幼児が親の語彙を単に模倣して学ぶことによって言語を獲得するのではないことを示しており、自らの知識を用いて、動詞を創造的に生成する力が生得的に備わっているとする仮説の論拠の一端となりうる。 幼児の生産的なMimeticsを含む語彙の生成の方法は、若者言葉にみられる創造性と性質とも共通する。若者言葉の創造性と規則性については、本科研プロジェクトの前身となる17K02752の科研プロジェクトの成果の上にたちJohn Benjamins 出版社から2022年2月に書籍の一章の共著論文や国際学会発表を経て、国際学術ジャーナル(Morphology)や開拓者出版による『コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論3』に発表されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
感染症の流行の中で、幼児言語獲得データ収集,研究会出席ならびに国際学会出席の困難な状況下において、新たなCHILDESコーパスとして東北大学小川芳樹氏からさらなる補足参考資料を共有させていただき、分析を進めることができた。また、ZOOMシステムを用いて名古屋大学准教授との共同研究を続けており、本研究プロジェクトの前身となる17K02752研究成果を発展させることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
The Linguistic Review (2019)や2022年度に『コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論3』で出版された内容を発展させ、国際的書籍での出版をめざして、論文として発表できるよう努力したい。
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Report
(3 results)
Research Products
(23 results)