Project/Area Number |
20K00724
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
桑原 陽子 福井大学, 語学センター, 准教授 (30397286)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 読解過程 / 縦断的研究 / 中級日本語学習者 / 教育実践論文 / 非漢字系 / 英語 / 中上級日本語学習者 / 論文読解 |
Outline of Research at the Start |
日本語学習者が日本語で書かれた論文を読む過程を長期的に観察し、学習者が文意を正しく捉えるためにどのような技術と知識を使い、学習が進むにつれてそれがどう変わっていくのかを明らかにする。 日本語を読む能力が中級以上で、大学等で専門の研究をしている日本語学習者を対象に,どのような「読むための技術・知識」を学習者が習得していくのか具体的に記述する。 すでに英語圏の学習者1名の読解過程を約3年半観察しており,同じ学習者をさらに3年間調査し,どのように読めるにようになるのかを記録する。 加えて,新たな漢字系の調査対象者を2年以上継続して観察し,中上級学習者に対する論文を読む指導に何が必要か考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、中上級日本語学習者の論文を読むプロセスの変化を縦断的調査によって明らかにすることである。読解教育において軽視されがちな、正確に構文を捉えて読むボトムアップ型の読みがどのように行われているのかを明らかにし、どのような読みの困難があり、それがどのように解消されていくのかを記述 する。 2022年度は,中上級日本語学習者1名を対象に、論文読解プロセスの観察調査を行った。調査回数は2022年9月から2023年2月まで合計18回である。調査協力者は、教育学を専門とする大学院生で母語は英語である。日本語を読む能力は中級レベルであった。読む対象は、現職教員による授業実践報告(紀要)と教師用指導書である。調査は調査者の研究室で実施した。パソコンやスマートフォンなど普段使用しているものを持参してもらい、普段と同じ環境で読んでもらった。調査協力者の希望で、読む対象の授業実践報告を日本語でまとめて報告してもらった。これまでの調査から明らかになった,係受けの解釈の難しさについて,調査者から細かく質問し,文の構造を正しく把握しているかどうかを確認した。この調査は2023年度も継続して行う予定である。 また,2019年度までに収集したデータをもとに,「である」の読みの難しさについて論文にまとめた。 さらに,これまでの調査から「によって・により」の解釈が難しいことが明らかになっており,それえをふまえて「によって,により」を読むための手がかりについて分析し,専門日本語教育学会で発表を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
読解過程の観察調査を合計18回実施することができ、読解過程のデータを十分に入手することができた。また、これまでに収集したデータから示唆された「である」の読みの難しさについて分析を行い、論文にまとめることができた。さらに,専門日本語教育学会で発表を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年までに収集したデータの分析を行う。そのために、収集したデータを分析可能な形に整理・加工する。 さらに,継続してデータ収集を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)