韓国の子ども英語図書館の調査―日本での子ども英語図書館設立の可能性を探る―
Project/Area Number |
20K00845
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
カレイラ松崎 順子 東京経済大学, 全学共通教育センター, 教授 (40454186)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 韓国 / 教育格差 / 英語図書館 / 英語教育 / 図書館 |
Outline of Research at the Start |
韓国政府は所得による格差から生まれる英語力の格差をなくすために,様々な対策を行ってきた。そのような対策の一つが子ども英語図書館である。韓国の子ども英語図書館は英語の図書を提供するだけではなく,キャンプや英語プログラムなどを無料または廉価で提供している。日本でも英語が小学校で教科化され,今後英語教育における格差が広がる可能性がある。ゆえに,本研究では韓国の子ども英語図書館の現状を明らかにすることを目的とし,本研究成果をもとに,日本は英語教育・教育格差対策の観点から既存の図書館や廃校・空き教室をどのように活用することができるか,どのような子ども英語図書館を設立することができるかを検討していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
韓国の子ども英語図書館は,英語の絵本や図書を貸し出すだけではなく,英語プログラムやボランティアによる読み聞かせなどをほぼ毎日無料または廉価で提供している。そのため高額な英語塾に通わせなくても子ども英語図書館を効果的に利用するなら,児童は継続的に英語に触れることができるため,高い学習効果が期待できる。一方,日本でも2020年度から英語が小学校で教科化されたため,学校外で児童が継続的に英語に触れられる環境が今後もっと必要となるであろう。よって,本研究では韓国の子ども英語図書館が韓国の英語教育・教育格差対策にどのように貢献しているか,問題点も含めて,その現状を明らかにし、日本での可能性を探りながら、日本に示唆を与えることが目的である。 その目的を達成するため、2022年度には日本の図書館で韓国のような英語プログラムを行うことを検討した。しかし、東京近郊の従来型の図書館では、単なる読み聞かせではない英語教育色の強いプログラムを行うことにかなりの抵抗があり、さらに、コロナ禍であることから、このようなプログラムを行うことに難色を示した。結果的に、2つの図書館で児童を対象にした英語プログラムを4回実施することができたが、図書館での宣伝活動や市報への掲載・チラシ配布などが制限されたため、児童を集めるのが難しく、東京近郊の従来型の図書館では制度的にこのような英語のプログラムを行うことはかなり困難であることが明らかになった。一方、地方都市の駅前など比較的新しくできた図書館を調べてみると、そのような図書館は民間委託しているところが多く、図書館内で飲食もでき、さらに、イベントなどを積極的に行っていることがわかった。2023年度はそのような図書館を中心に調査を行い、さらに、新型コロナ感染症も落ち着いたため、韓国での調査を本格的に再開させていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れたのは、新型コロナ感染症の影響で、当初の計画を変更し、韓国での英語図書館の調査ではなく、日本での調査を先に行ったためである。今年度は入国などの規制もなくなったため、本格的に韓国での子ども英語図書館の調査を再開する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染症も落ち着き、入国制限などもなくなったため、今年度から本格的に韓国での研究を再開する。具体的には、韓国の「国家図書館統計システム」で現在子ども英語図書館を行っているところを抽出し、抽出した子ども英語図書館にメールや電話などでインタビューを行う。さらに、その中から数館選び、現地に出向き、詳しい状況の調査を行う。 日本での調査は昨年度と同様に、日本の図書館での英語活動の可能性を探りながら、実践活動を継続する予定である。さらに、新しい図書館の在り方として、民間委託して経営している日本の図書館の現状も調査していきたいと考えている、
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)
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[Book] 韓国での英語の教育格差対策2022
Author(s)
カレイラ松崎順子
Total Pages
99
Publisher
Independently published
ISBN
9798449592750
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