Project/Area Number |
20K00897
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
栗原 ゆか 東海大学, 人文学部, 教授 (50514981)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 教師教育 / 教員養成 / 外国語教育 / ヴィゴツキー / 専有 / 質的ケーススタディー / 英語教職課程 / 学びの過程 / 教員育成 |
Outline of Research at the Start |
文部科学省(2015)は、教員の成長は教職キャリア全体を通じて行われるものであり、大学における教員養成は教員になる時に求められる基礎的な学びを行う時期としている。そしてこの養成時期に、教員になるためにどのような能力や資質が必要なのかについて国内・外の研究者が議論している。しかし、履修生がこうした専門能力をどのように学び自分のものとして活用しようとしていくのか、その学びのプロセスは明らかになっていない。そのため本研究は、大学の英語教員養成課程において教員志望者がどういった専門的知識を学び、また学んだ知識や経験を教育実習、教員採用後を通してどのように自分のものとしようとしているかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学の教員養成課程に所属する英語教員志望者が養成課程で何を学び、また学んだ理論的・実践的知識やスキルを教育実習や教員採用後の各学校現場において、どのように使用しまた自分のものにしようとしているのか、その専有の過程を探求するものである。教員の成長は教職キャリア全体を通じて見ていくものであり、大学教員養成は学生が教員になる際に必要とされる基礎的な学びを行う場所である(文部科学省, 2015)。国内・外共に教師研究において、この教員養成時期に教員になるためにどのような能力や資質が必要であるかについて多くの文献で語られている。しかし、英語教員を希望している履修生が大学の教員養成課程において、実際に何をどのように学び、学んだ専門知識や技能をどのように自分のものとして活用しようとしていくのか、その専有の過程は未だ明らかになっていない。こうした履修生の学びの過程を明らかにすることは重要である。なぜならば、履修生のニーズが明らかになると共に、英語教員養成の課題を明確化し、文科省が目標とする養成段階から初任段階への効果的、継続的な教員育成に貢献できる可能性があるからである。本研究ではこうした目的を達成するため、ヴィゴツキーの文化的・歴史的発達理論を研究理論とし、質的ケーススタディーより履修生の学びの過程を調査していく。2020~2021年度にかけて新型コロナウイルス感染症の影響により対面授業の実施がほぼ困難であった。また2022年度も大学において対面授業が一部困難な時期があった為研究の進みが大幅に遅れている。また大学で設置されている研究に関する倫理委員会における研究許可にも長期の時間を要した。本年度は本研究を本格的に実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020-2021年度と新型コロナウイルス感染症の影響により対面授業の実施がほぼ困難であった。また2022年度も授業の一部がオンラインとなったことや、大学で設置されている研究に関する倫理委員会における研究許可に長期の時間を要したことで、本研究の進みが遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の実施が遅れてはいるが、現在研究実施大学と密に連絡を取りながら研究を進めようとしているところである。できるだけ予定していた研究方法で実施が出来るよう計画を立て直しているが、2020年度~2022年度に行う予定であった授業参観は一部回想記録とする計画である。教員実習は計画通り授業観察とインタビューで進めていく予定である。
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