Project/Area Number |
20K01162
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
加藤 幸治 国士舘大学, 文学部, 教授 (10294498)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍬塚 賢太郎 龍谷大学, 経営学部, 教授 (40346466)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 地域間格差 / 医療サービス / 立地 / 人口分布 / 経営分析 / 二次医療圏 / 面積 / 密度 / 経済地理学 / 病院再編 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、基本的なサービス、なかでも病院などの医療サービスの拠点の立地・配置と需給の地域内・地域間の格差について、経済地理学的視点から明らかにすることを目的とする。医療圏の人口規模だけではなく、その空間的範囲(広がりや面積)を意識した地理学的な分析や、地理情報システムを用いたアクセスの分析等を行い、昨今の公立病院再編議論の基盤構築に資する詳細な地理学的分析を行っていく。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究で取り組む2つの課題(①医療サービスのマクロスケール(全国的)空間構造の把握,②医療サービスのミクロスケール(地域)格差とその差違)のうち,前年度に引き き,前者に関する分析に注力した. 全国のメッシュ人口データ(国勢調査の三次メッシュデータ)と病院・診療所の位置データ(全国病院・診療所位置データベース(PARESA-Medical病院・診療所)を用いて,医療機関へのアクセシビリティに関する地域間格差分析を行った.北海道および北東北の各県では,病院・診療所(医療サービス)へのアクセスにおいて,明らかに劣る地域があることは既に明らかである.その結果を説得的な論考としてまとめるべく注力している.後者の視点も含めた分析につていは,ひとまず前者のまとめを優先することとしたため,見るべき進捗はなかった. いずれにしても,研究の実績・成果,その公表という点から,研究の進捗は芳しいものではなかったといえる.その原因としては①コロナ禍をへて,意見交換等を行うための出張等を,以前のように頻繁に行う体制に十分戻れていないこと,②研究代表者・分担者とも本務校内での役職等の関係により,研究に十分な時間を取ることができないこと,があった.後者については,少なくとも研究代表者の役職任期の終了等もあって,より研究に注力できるようになる予定である. そうした状況を利用して,本研究課題の成果をまとめ,査読誌に投稿して,結果を公表していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
①コロナ禍をへて,意見交換等を行うための出張等を,以前のように頻繁に行う体制に十分戻れていないこと,②研究代表者・分担者とも本務校内での役職等の関係により,研究に十分な時間を取ることができなかったことがあげられる. ただし,認められた研究期間の延長によって,成果まとめを果たすことは十分可能であると考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度として,成果まとめに注力する.まずは2つの課題の一つをまとめ・発表する.これが果たされれば,それを引用しつつ,もう一つの課題のまとめも進展するものと考えており,それを行っていく.
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