Project/Area Number |
20K01893
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
板垣 博 武蔵大学, 総合研究機構, 研究員 (20125884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 熙珍 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (40634530)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 出向者 / 逆出向者 / 企業内知識移転 / 日本企業 / 知識移転 / 共通言語 |
Outline of Research at the Start |
本研究でめざすのは、次の3点を焦点とした研究である。 ①出向者と逆出向者の企業内知識移転における役割を、移転される知識の内容ごとに個人ベースで比較分析し、どの点で両者は代替可能で、どの点では相互補完的かを明らかにする。②使用される言語によって、両者の役割がどのような影響を受けるかを明らかにする。③出向者・逆出向者の役割について日本企業と欧米企業の共通点と相違点を観察する。 本研究は深いケース分析を目的とする定性研究であり、日本企業5社、アメリカ企業1社、ドイツ企業1社、計7社の出向者と逆出向者個々人を対象としたインタビューを行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
11月にタイのデンソー・サムロン工場、矢崎総業、カンボジアのデンソ-・プノンペン工場を訪問した。とりわけタイとカンボジアのエンソーの事例は、本研究にとって興味深く国際経営研究にとって、新たな知見をもたらす大きな可能性を有するものであった。まず、タイでは日本への逆出向者が中心となり、日本人出向者のサポートを受けて日本に先駆けて工場運営のデジタル化を進めていた。今後は、タイのマザー工場としてのサムロン工場のデータをタイの各拠点が共有し、一体となって工場運営を遂行していく計画である。また、カンボジアの工場では、日本人出向者が中心となってカンボジア人の経営者・技術者が協力しながら、自律的に現地に適した経営管理のあり方を構築しつつある。ただし、今回は研究代表者の板垣が訪問直前に体調を崩し、共同研究者金だけが情報を得て板垣と共有することになった。ただ、今後も定点観測的に両工場を訪問し、デジタル化と自律的経営が深化する課程を研究できるよう協力を得ることになった。2024年度も両工場を訪問する予定であり、今後のいっそうの研究の深まりが期待できる。 タイの矢崎総業もまた日本人出向者がタイ人経営幹部と協力しながら、タイの環境に適した経営を再構築中であり、当工場にも2024年度に再訪する協力を得た。 産業学会全国研究会(於西南大学)に研究代表者の板垣が、国際ビジネス研究学会全国大会(於法政大学)に研究代表者板垣と共同研究者の金が参加した。両学会には海外出向の経験がある実務経験者も多く参加しているので、本研究のテーマである出向者と逆出向者の役割について議論をし、また様々な情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナパンデミックにより海外工場の訪問ができなかったのが、遅れの最大の理由である。ただし、「研究実績の概要」欄に記したように、本研究にとってはもちろん、国際経営研究の分野にも有意義な工場訪問が可能となったので、研究計画の遅れを取り戻すことが、2024年度には期待できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、タイのデンソー・サムロン工場、プノンペン工場、タイの矢崎総業を訪問し、日本に先駆けて進めている工場のデジタル化と自律的な工場運営の進展具合に関する聞き取り調査を行う。更にカンボジアでは、タイの分工場という、デンソーとはかなり位置づけの異なるミネベアミツミを訪問し、日本人出向者と現地人幹部の果たす役割の比較研究を行う。 国際ビジネス研究学会や産業学会など本研究と深い繋がりのある学会にも参加し、問題関心を共有する研究者との情報交換を行う。」
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