Project/Area Number |
20K01978
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 教授 (40330170)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 訴求的知識モデル / PKM / インフルエンサーマーケティング / エンドースメント効果 / 広告懐疑 / SNS / エンドースメント / 知覚バイアス / ブランドエンドースメント / 精緻化見込みモデル / セレブリティ |
Outline of Research at the Start |
新たな広告効果として注目されているソーシャルメディアでのブランドエンドースメントという現象に着目し、メッセージの受容を規定する情報源効果の知見と、ウェブ上の情報に対する信頼性が著しく乏しいことから、情報に対する懐疑的な態度に関する知見を基にした仮説を構築する。検証方法としては、厳密な因果関係が検討できる実験にて仮説検証を行う。さらには、複数の実験を行うことで外部妥当性を高めることに努める。
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度の調査を受けて、問題点となったPRラベルの表記、シナリオなどの導入ページに関する実験マテリアルの不備を調査すべく、態度や懐疑心の喚起に対するPRラベルとプロフィール(専門家、セレブリティ)の交互効果に関するプレテストを実施した。導入ページでプロフィールの説明を拡充したことと、ハッシュタグのPRラベルを、prだけでなく、タイアップ投稿の文言も追加した。さらに、インスタグラムの主要利用者である、10代から30代に対象を限定した。これは先行研究でも同様のサンプルを対象としていることから妥当と言える。プロフィールやPRに関しては、PRやプロフィールカテゴリーの提示と実際の回答に関するχ二乗検定を行った結果、プロフィールに関する回答群は、マニプレーションの提示の通り有意な差を確認することができたが、提示されたカテゴリーとは相違する回答が一定数存在した。PRラベルに関しては、セレブリティのPRラベルの有無は、マニプレーションの提示の通りに回答する傾向があったが、専門家に関しては、マニプレーション通りの回答よりも間違った回答が上回った。よって引き続き、製品カテゴリーの適合性を検討すべく、プレテストを実施した。プレテスト1回目に対象となったバックパックだけでなく、旅行、美容、サンダルの専門家とみなされる職業を調査した。同時に、PRラベルの用語も改めて消費者の認識を調査した。その結果、バッグパックは、ファッションスタイリスト、旅行は、トラベルコーディネーター、美容商品は、メイクアップアーティスト、サンダルは、靴ショップ定員が専門家として一番多く認識されていた。さらに、PRラベルと理解している用語に関しては、大文字のPRが一番多く、sponsoredという表記が二番に続くが、それ以下の表記とそれほど変わらないために、PRが適切と言える。それらを生かして、次年度に本テストを実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染拡大のために科研費受託期間の前半に国内外の出張や仮設構築のためのプレテストを実施できず、本テストの延期によって大幅にスケジュールが遅れている。加えて、ハッシュタグなどの微細な表現をマニプレーションしているためにマニプレーションチェックの成否に手間取っている。
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Strategy for Future Research Activity |
前回のプレテストの結果を受けて、修正点を速やかに反映し本テストの実験を実施する。
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