• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

アルゴリズム取引の進展による意思決定プロセスの変容と会計情報の役割

Research Project

Project/Area Number 20K02024
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 07100:Accounting-related
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

石光 裕  京都産業大学, 経営学部, 教授 (90449504)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords経営者意識 / 有価証券報告書 / アルゴリズム取引 / 財務諸表の表示科目 / EDINET / テキスト分析 / 会計情報
Outline of Research at the Start

証券投資における会計情報の有用性に関する先行研究において、これまで想定されてきた投資家は人間であった。しかし、近年ではアルゴリズム取引に代表されるように、意思決定にコンピュータを活用する機会が多くみられるようになり、意思決定プロセスは大きく変化している。このような状況のなか、会計情報は証券投資の意思決定においてどのような役割を果たすことができるのだろうか。
本研究課題の目的は、アルゴリズム取引が進展するなか、証券投資の意思決定に、会計情報のどのような性質が有用性を有しているのかを、証券、財務、テキストデータをもとに明らかにすることにある。

Outline of Annual Research Achievements

近年の情報技術・環境が、証券投資意思決定プロセスに与える影響は大きい。プログラミングを利用したアルゴリズム取引は今後ますます拡大し、その取引内容も多様化していくことが予想される。加えて、これら取引に利用できるデータについても、低コストで多種多様なデータが数多く存在するようになってきている。これら投資意思決定に関わる環境が変化するなか、企業価値評価において伝統的に用いられてきた会計情報はどのような価値をもつのだろうか。本年度は、公開データをもとに会計情報を補完、修正するような情報は何なのかを検討した。これら情報の探索は、現在の会計情報の役割を考えるうえでも重要となる。
本研究の特徴は、経営者(企業)の経営活動に対する意識に焦点を当てる、有価証券報告書にテキストマイニングの手法を適用する、という点にある。
経営者意識に焦点をあてる理由は、企業内部者しか知らず、会計情報に反映されていない情報を含んでいると考えられ、企業価値評価において重要な役割を果たすと考えられるためである。また、経営者意識を測定する方法としてテキストマイニングの技術が進展したことも大きな理由といえる。
測定された指標については、企業業績や株価といったデータをもとにその妥当性の検証を予定している。例えば、測定された経営者意識についての種々の変数が将来利益とどの程度関連しているのかを検証することもその1つである。本研究の成果は今年度中に公刊される予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

これまで企業価値評価に関する研究は数多くなされている。先行研究において企業価値と関連性が高いと考えられる変数(特に会計情報)にはどのようなものがあり、経営者の意識とどのような関係があるのかを考えるにあたっては、先行研究を詳細にレビューする必要があり、これに時間がかかっている。また利用データの整備に想定より時間がかかったのもやや遅れている理由の一つである。

Strategy for Future Research Activity

今後も引き続き、企業価値評価、経営者の意識、アルゴリズム取引についての文献レビュー、テキスト・財務データの追加、関係者へのインタビューを継続して行う。これにより企業価値評価を行う際に重要となる変数(特に会計情報)、経営者意識の種類と測定方法を確認し、両者の関係性を検討することができる。測定された指標については、企業業績や株価といったデータをもとにその妥当性の検証を予定している。

Report

(4 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 有価証券報告書へのテキストマイニングの適用に関する文献レビュー2023

    • Author(s)
      近藤 隆史・石光 裕
    • Journal Title

      京都マネジメント・レビュー

      Volume: 42 Pages: 93-118

    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Open Access
  • [Presentation] 有価証券報告書における事業リスクとコーポレートガバナンスの記載内容の実態とその関係性の解明2023

    • Author(s)
      近藤 隆史・石光 裕
    • Organizer
      日本原価計算研究学会第49回全国大会(於:福岡大学)
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 財務諸表の表示科目と勘定科目2022

    • Author(s)
      石光 裕
    • Organizer
      日本簿記学会
    • Related Report
      2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi