Project/Area Number |
20K02100
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
川島 理恵 京都産業大学, 国際関係学部, 教授 (00706822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 泰樹 立教大学, 社会学部, 教授 (00338740)
近藤 朱音 独立行政法人国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター(臨床研究部(成育)、臨床研究部(循環器)), 臨床研究部, 医長 (00384884)
阿部 哲也 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20411506)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ヘルス・コミュニケーション / 会話分析 / 意思決定過程 / 医療社会学 |
Outline of Research at the Start |
近年、医療現場では、患者参加や協働的合意形成が重要な課題としてあげられている.同時に患者が医療の不確実性に直面する可能性が高まっている.例えば,救急医療の現場では、様々な蘇生術が説明可能だが、患者の予後や救命の可能性については明言することが困難である.本研究では、そうした不確実性の伴う医療現場において、患者と医師がどのようにして意思決定を共有できるのか、そのコミュニケーションの過程を会話分析的アプローチによって明らかにする.複数の医療現場における実際の録画・録音データを横断的に分析することで、医療現場においてコミュニケーション上のジレンマを抱える医療者や患者に対して還元可能な知見を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は特に遺伝カウンセリングにおけるデータ収集と分析を集中的に行った.まず遺伝カウンセリングの現場では、協力者の病院において合計16件の出生前診断及び小児遺伝のカウンセリング場面の撮影を行った.これまでの期間で累計63件に上る.これらのデータは随時トランスクリプションを作成中である.内35件は完成しており、分析を進めている.対面のデータ検討会(2023/3/17)を開催し、分担者と共に分析内容の議論を進めている.現在は、妊娠初期の超音波により異常の見つかったケースに焦点を当て、出生前診断のための検査を進める会話の構造について分析を進めている.患者にとって不確定要素の多い中でどのように妊娠を断念するような意思決定の可能性について話し合うのかについて分析を進めている.これらの分析結果は、International Conference of Conversation Analysis2023年年次国際学会にて「“It’s natural and cannot be helped”; Discussion of possible death of fetus in prenatal genetic counseling」の内容で口頭発表を行なった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度後半は体調不良により、予定よりも研究遂行が進まなかった.特にプライマリケアに関しては、データ分析が予定よりも進まなかった.しかしながら、遺伝カウンセリングに関してはデータ収集もある程度進み、分析を進めることができた.
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Strategy for Future Research Activity |
本来なら今年度ある程度の分析結果を発表する予定であったが、滞った部分に関して来年度に延長して研究を遂行する.まず遺伝カウンセリングデータに関しては、ある程度分析結果がまとまりつつあるので、書籍(分担章の執筆)として発表予定である.プライマリケアに関しては、意思決定過程における言語アイテムについて分析を進めているので、そちらに関して学会発表、論文発表に進める予定である.
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