Gender and Disaster Resilience: A study of women's faith-based relief activities in Japan
Project/Area Number |
20K02135
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
CAVALIERE PAOLA 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任准教授(常勤) (10769582)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | ジェンダー / 災害 / 宗教 / パンデミック / 宗教社会学 / エンパワーメント / 宗教的社会貢献活動 / レジリエンス / 災害支援活動 |
Outline of Research at the Start |
「災害・ジェンダー・宗教」という3つの研究動向をつなぐものとして、本研究は学際的なアプローチによって、被災や復興において差異を生み出すジェンダーの脆弱性、災害に対するレジリエンス構築に貢献する宗教団体に所属する女性の役割とコミュニティにおける女性のエンパワーメントを明らかにすることを目的とする。先行文献・研究を参照しながらレジリエンスを高める具体策を模索する。また宗教団体に属せず同様の活動をしている女性と比べ、ジェンダー脆弱性/レジリエンスの度合いと進み方を比較的に検討する。この研究目的の答えを見出すため、4つの研究上の問いと具体的課題を以下の通り設定する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2020年からコロナ禍で宗教団体に属する女性を調査を行い、パンデミックの深刻な影響から生じる脆弱性、また新たな災害脆弱性の側面について調べてきました。2022年度はフィールド・インタビューデータ収集によって得られた知見を国際学会(APRU;AAR;AAS;AISTUGIA;EAJSなど)で調講演ならびに分科会の開催などを通じて本研究の中間的成果を国際発信し、有益なコメントを得て、研究を深めることができた。また国内の情報交流会でも報告を行い、関連するテーマや隣接領域の研究者と有意義な意見交換ができた。とくに2023年3月にメルボルン大学と協力の上で「人権を尊重ための災害における女性と子どもの健康と福祉」国際ワークショップを企画し開催した。ワークショップでは、より包括的な災害管理・対応モデルに関する議論を促進した。地域住民から見た防災・災害リスク削減策について現状を把握することは重要である上で女性と子供の現状とボトムアップ型の対応活動について調べる必要であるとわかりました。そこで私はパンデミックや災害が女性に与える影響に対する宗教団体による支援活動や対応について、調査結果の知見や洞察を共有しました。このイベントは、メルボルン大学や国内研究者とのコラボレーションを促進するものです。この国際的学際的な交流は、2023年のプログラム最終年まで続き、将来の国内外でのコラボレーションや共同研究プロジェクトを促進することになります。また国際学会誌に論文(1)が掲載され、2冊の単行本(Routledge, Vernon Press, にも章を寄稿するなど、研究の中間的成果を発信した。ハンドブック編集計画「日本災害研究ハンドブック」(東京MHM出版社と契約中、2023年末に出版予定)が順調以上に進展している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年2月ごろから2022年まで新型コロナウイルスの流行のため予定していたサーベイ調査(聞き取りインタビュー、観察調査、現地での資料収集)と国内外学会発表を調整せざるを得なかったが「研究実績の概要」に示したとおり,2022年度は当初の研究目的・研究実施計画に従って順調に研究を遂行し,研究成果を公にすることができました。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き,研究実施計画に従って研究を進めます。今のところ,研究計画の変更の必要や研究遂行上の大きな課題は生じていない。2023年度は最終年度で国際学会・会議での報告する予定です。例えば2023年6月メルボルンに行うInternational Sociological Association(ISA) にて「日本災害に対するクリティカル・ディザスター・アプローチに向けて」というセッションを企画者とチェアとして参加します。そこで2023年末に出版される「日本災害ハンドブック」を報告とプロモーションします。国際学会に発表(決定)は2023年8月のベルギーに開催されるEuropean Association for Japanese Studies (EAJS) ;9月のテキサス州のダラス市で開催される“Law, Religion, and Social Progress in the Age of Covid-19”の研究会;9月のイタリア・ボローニャ市でで開催されるItalian Association for Japanese Studies; 11月のテキサス州サンアントニオ市で開催されるAmerican Academy of Religionなどです。また今後の研究活動について計画に向けて国内外と交流活動を行い、研究企画を割く際する予定です。現在3つの研究費制度に応募申請のため準備を進めています:①科研費②ジェンダー視点からのイタリアと日本の災害支援活動の研究計画のためヨーロッパの研究機関と共同研究でのEuropean Research Council Grant ③メルボルン大学他とWHO Research Grant (WHO Centre for Health Development WHO Kobe Centre)。
|
Report
(3 results)
Research Products
(23 results)