Politics of "Voices" of the poor: through historical research of "All japan federation of organizations for the protection of life and health"
Project/Area Number |
20K02193
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 准教授 (40523999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 宏 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50322780)
山内 太郎 札幌国際大学短期大学部, 幼児教育保育学科, 准教授 (90369223)
大岡 華子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90647249)
村上 慎司 金沢大学, 経済学経営学系, 講師 (80584359)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 貧困 / <声>の政治 / オーラルヒストリー / 生活保護 / 生活と健康を守る会 / 当事者運動 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、1940年代後半以降、長年、貧困/生活困窮当事者による社会保障運動として全国各地で活動を続けている「生活と健康を守る会」(以下、守る会)に光を当て、貧困当事者の<声>の政治の一端を明らかにしようとするものである。そのために、守る会による発行物の分析、そして「守る会」運動に深くコミットしてきた関係者への聞き取り・語りの分析を行う。これらの作業を通して、戦後日本において、とりわけ貧困/生活困窮当事者の手になる運動が、①どのように当事者の組織化を行い、②ボトムアップ型の社会保障政策形成を促し、③貧困当事者中心のソーシャルワーク実践に影響を与えたのかの三点を実証的に明らかにしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、引き続きコロナ禍の影響で移動がやや制限されていたものの、ZOOM等を用いたオンラインインタビュー方法を積極的に活用し、各地の「守る会」関係者へのインタビュー及び資料収集等を継続的に実施した。とりわけ今年度は、昨年度実施したオンラインでのインタビュー調査結果の内容を検討し、課題を明らかにしたうえで、同じキーパーソンに対する継続的なインタビューを実施した。また、1カ月に一回程度の頻度で研究会を開催し、各地の「守る会」が発行している機関誌の整理・目録作成作業に取り組みつつ、基礎文献の収集および精読も定期的に行っている。具体的には以下のとおりである。 (1)「守る会」に関連する基礎文献の収集と精読:「守る会」運動に関連する基礎文献や論文(①社会保障運動や社会福祉運動に関する文献、②共産党関連の文献、③「守る会」に関する先行研究、④分析に必要な理論に関する文献、⑤生活保護制度・社会保障制度に関する文献等)を収集し、そのうえで、随時、ZOOMを用いたオンライン研究会を実施し、共同でこれらの精読・分析を行った。 (2)守る会の機関誌の整理:守る会の機関誌である『生活と健康』の1990年代~2000年代にかけての目録・データベースの作成を行った(2000年代以降についての作業も継続中)。 (3)各地域の守る会運動のキーパーソンへのインタビュー調査の実施:各地域の「守る会」運動の成立背景の調査、運動年表の作成等を目的に、広島、札幌、金沢の「守る会」の活動を担っていた主要なメンバーへの聞き取り調査を一部対面やZOOMにて実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「研究実績の概要」にも記した通り、今年度も、コロナ禍ということもあって移動が制限されていたため、インタビュー調査や各地の資料収集等については、必ずしも当初の予定通りには進めることができなかった。
そのため、オンラインでのインタビューが可能な方への調査をいくつか実施し、オンラインで閲覧可能な資料および取り寄せ可能な資料を中心に収集し、整理・分析作業を進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、状況をみながら、可能な限り現地に赴き、現地でしか収集できない資料の収集を積極的に行うと共に、これまで継続的に実施してきた各地の「守る会」運動のキーパーソンへのインタビュー調査の成果をまとめると同時に、研究成果の発信を積極的に実施していく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)