地域高齢者の運動教室参加によって社会的フレイルを予防することはできるか?
Project/Area Number |
20K02245
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
石崎 聡之 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (60321395)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 美彦 東京電機大学, 未来科学部, 助教 (40761557)
石崎 順子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60381430)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
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Keywords | 地域高齢者 / フレイル / 運動教室 / 健康増進 |
Outline of Research at the Start |
高齢者の健康支援においては,フレイルの予防および改善が重要である.なかでも社会的フレイルは個人の健康問題にとどまらず,地域の活力低下につながる社会的な課題であり,身体的機能と同時に社会的機能の維持・改善を図る支援が必要である. 本研究は,社会的フレイル予防に向けた介入ツールとして身体機能向上を目的とした運動教室に着目し,より効果的な支援プログラムの開発と元気なうちからの社会的フレイル予防への有効性の実証を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
健康長寿社会の実現に向けてはフレイルの予防および改善が非常に重要である.特に,社会的フレイルは個人の健康問題にとどまらず,地域の活力低下に繋がる社会的な課題となっており,フレイルの早期発見・早期介入にとどまらず,生活機能が高いうちからの一次予防が重要である. 本研究では,社会的フレイル予防に向けた介入ツールとして身体機能向上を目的とした運動教室に着目し,より効果的な支援プログラムの開発に加え,元気なうちからの社会的フレイル予防への有効性を実証することを目的としている. 1年目(R2年度)は過去に開催した運動教室への継続的参加者を対象とし,継続的参加理由や日常生活における変化の実感についてフォーカスグループインタビュー(FGI)を実施し,継続的・主体的な参加を促すための要因を明らかにした上で,次年度の運動教室プログラムに反映させる予定だった.しかし、新型コロナの影響により,FGIの実施および対面での運動教室が困難となった.このようなことから,当初の予定を短縮し,オンラインでの運動教室を実施することとし,研究対象者からアンケート調査を行った. 2年目(R3年度)も新型コロナ禍が影響し,対面による運動教室実施は開催できなかったが,引き続きオンラインでの運動教室を実施した.自宅での課題実施群と運動効果の比較検討を行い,併せてテキストマイニングや共起ネットワークを用いた分析を行った. 3年目(R4年度)についても,リスク管理の観点からZoomを用いたオンライン運動教室を継続し,自宅での課題実施群との運動効果の違いについて引き続き検討を行った.さらにオンライン群では運動教室後にブレイクアウトルームを利用した参加者間での交流を付加し,その効果についても検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ピークは過ぎたものの,コロナ禍の影響が続いており,リスク管理のため対面での運動教室は実施できなかった.しかし,参加者の協力もあり,オンライン運動実施群,自宅での課題実施群,対照群にグループ分けを行い,運動教室の効果について検討を深めることができた.
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Strategy for Future Research Activity |
3年間の成果を踏まえて運動プログラムの作成を行い,対面での運動教室を立案・実施していく.運動教室の前後には体力測定,生理学測定,アンケート調査などの各種測定を実施し,運動プログラムの効果検証を行っていく予定である. 昨年度の結果については,関連学会での発表ならびに学会誌への論文投稿を予定している.
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)