自己教育力に着目した精神保健福祉士の資質向上支援策の構築と効果検証
Project/Area Number |
20K02266
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
越智 あゆみ 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (60445096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細羽 竜也 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (40336912)
岡田 隆志 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (40874326)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 精神保健福祉士 / 資質向上支援策 / 自己教育力 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、自己教育力に着目して精神保健福祉士の資質向上支援策を構築した上で、その効果を検証することである。精神保健福祉士資格取得後の継続教育システムの構築が喫緊の課題となっている。申請者らが資質向上促進のために開発したキャリアラダーを活用し、精神保健福祉士の自己教育力や職務満足度、職業性ストレス等を把握したり、情緒・評価サポートを強化した資質向上支援策の効果を明らかにする調査研究に取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,「主体的・自立的に学習する技能や態度」を指す「自己教育力」に着目して,精神保健福祉士の資質向上支援策の構築と効果検証に取り組むものである。 申請者らは,2017年度からの科研費研究(「精神保健福祉士の資質向上を促進するキャリアラダー開発と支援策の評価に関する研究」。以下,前回科研費研究)で,「精神保健福祉士のキャリアラダー」と「ワークシート」(通称:さくらセット)を開発した。このさくらセットを活用し,法人に所属する全ソーシャルワーカー(精神保健福祉士,社会福祉士)の資質向上を図る組織的な取り組みを開始した社会福祉法人がある。本研究では,この社会福祉法人の協力を得て,さくらセットの組織的導入によって生じた変化や成果,今後取り組むべき課題などを,所属レベル・個人レベルで経時的に明らかにする調査研究に取り組むことを計画した。 これまでに,計3回(開始後3か月・6か月・12か月)のアンケート調査を,調査協力者の開始時期に合わせて回答を依頼し,計画通りに実施できた。2回(開始後6か月・12か月)のフォーカス・グループ・インタビュー調査は,急な業務の都合等で当日参加できなかった調査協力者には個別インタビューを行うなどして,調査実施日時点での全対象者に協力を得ることができた。全調査の終了後,2022年8月に,調査協力を得た法人での調査研究報告会をオンラインで開催した。 開始後6か月までの調査結果を論文にまとめて投稿を行ったところ,2023年10月発刊の『精神保健福祉』誌への掲載が決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前述の通り,計3回(開始後3か月・6か月・12か月)のアンケート調査と,2回(開始後6か月・12か月)のフォーカス・グループ・インタビュー調査を,調査実施日時点での全対象者に協力を得て実施することができた。また,全調査の終了後には,調査協力を得た法人での調査研究報告会も開催することができた。さらに,開始後6か月までの調査結果を論文投稿し,2023年10月発刊の『精神保健福祉』誌への掲載が決定した。
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Strategy for Future Research Activity |
開始後12か月のアンケート調査とフォーカス・グループ・インタビュー調査の結果については,論文投稿に向けて準備を進めている。2023年度が最終年度となるため,研究成果の総括にも取り組む。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)