過疎地域における中間支援機能の解明と「集落」単位の課題解決モデル開発
Project/Area Number |
20K02268
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Chukyo University (2022) Health Sciences University of Hokkaido (2020-2021) |
Principal Investigator |
中田 雅美 中京大学, 現代社会学部, 准教授 (10469257)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 過疎地域 / 集落 / 中間支援機能 / ソーシャルワーカー / ソーシャルワーク |
Outline of Research at the Start |
住み慣れた自宅や地域で最期まで住みつづけたい、これはたとえ過疎地域で住んでいても住民が抱く自然な想いである。しかし過疎地域の現状はますます厳しさを増し、人口減少・高齢化の進展、さらには無居住化も予測されている。 本研究では、社会資源が乏しいといわれる過疎地域であるからこそ求められる中間支援機能を解明し、「集落」単位での課題解決モデルを開発することを目的とする。また国内各地の先進事例調査はもとより、北海道内の特定地域で質的・量的調査を実施し、過疎地域にどのような中間支援機能があれば最期まで住み続けることにつながるのかを明らかにする。 これは人口減少社会全体が抱える課題への挑戦である。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究開始3年目にして少しずつ研究活動を再開することが可能となった。 本研究課題に関わる踏査・聞き取り調査として、山形県遊佐町(少年議会)、北海道札幌市及び積丹町、高知県内の集落及び高知県中山間地域対策課を訪問できたこと。そして地域課題の解決に大きな役割を果たすと考えているソーシャルワーカーについて、韓国釜山を訪問し、ソーシャルワーカーへの聞き取りを実施できたことは大きな成果であった。引き続き調査を続けるとともに、研究成果の報告につなげていけるように努めていきたい。 また日本社会福祉学会において、3年ぶりの対面で「過疎地域における地域包括ケアシステムに関する一考察 ― 集落(行政区)単位の地理情報データ分析を通して ―」と題した口頭発表を行うことができた。このことは、これまでの研究成果の報告とともに、今後の研究の推進に向けた意見交換や議論を研究者間でおこなえたという意味で非常に重要な成果であった。 引き続き本研究の主題である、社会資源が乏しいといわれる過疎地域であるからこそ求められる中間支援機能を解明し、「集落」単位での課題解決モデルを開発することを目的に研究を進めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は調査研究、研究成果報告ともに実施できたとはいえ、本研究課題全体としては順調に進捗している状況とはいえない。今年度中に発刊予定であった書籍(分担執筆)は2冊とも発行が遅れ来年度以降となるため、当該年度の研究成果としても十分ではない。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も積極的に本研究課題に関わる調査研究を遂行するとともに、研究成果の報告についても学会発表・論文執筆ともに進めていきたいと考えている。 あわせて、研究期間の延長も含めて本研究課題の研究計画についても見直しが必要であると考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)