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Older women's narrative practice and identity construction in long-term care settings

Research Project

Project/Area Number 20K02283
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 08020:Social welfare-related
Research InstitutionKansai University of International Studies

Principal Investigator

川畑 摩紀枝  関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (60177730)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2021)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsナラティブ / アイデンティティ / 高齢者 / 要介護 / 女性
Outline of Research at the Start

要介護・支援高齢者の尊厳のある生活の維持・向上には、現在の支援のあり方や政策の改善が急務である。現在の高齢者の研究では、被介護高齢者の体験を身体機能の変化ら捉えることが多く、社会的・心理的な側面からは十分に解明されていない。本研究では、高齢者の日常生活における会話を分析することで、高齢者の自己意識(イメージ)に焦点を当て、その形成過程を明らかにする。また、社会規範や慣習の形成過程に対する影響も同時に解明する。これらを通し、現在の身体機能の側面に偏向した要介護・要支援高齢者の支援のあり方や政策の改善に向けた提言を行うことを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、身体機能の低下した(要介護状態となった)高齢者が施設や在宅で支援者と関わる過程において、どのようにアイデンティティを維持あるいは再構成するのかを明らかにすることであった。この研究成果は、今まで「要介護高齢者」としての否定的なレッテルを貼られ阻害されやすい高齢者に新たな見方を提供することが可能となる。また同時に、支援する側に対して効果的な会話の構築の仕方を提案することができる。

今年度は要介護状態にある高齢者への調査がコロナ感染症の対策上不可能であった。2019年1月から我が国で蔓延している新型コロナウィルス感染症は、2021年度に入っても、第3波~第6波と収まることがなかった。協力施設先では、感染予防対策として家族の面会すら厳しく制限をしており外部の研究者による調査は不可能であった。特に、今回の研究目的は対象者とスタッフの会話の場面を収集する必要があり、会話の制限されている施設においては今回の目的に沿ったデータの収集はかなり難しいと判断された。したがって、昨年に引き続きデータが収集できず本研究の成果は出せていない。

新規のデータ収集ができないかわりに、前回の科研費の研究(類似の内容)のデータをまとめた。結果を執筆し国内の関連学術誌へ投稿したが、査読の結果、分析手法の変更を伴う大幅な修正が必要であるとの回答であった。2か月間の猶予しなかく、時間的に修正して投稿することは難しく、投稿を最終的に断念した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

1)新型コロナ感染症の拡大・蔓延が続き(第3、4、6波)、調査施設への立ち入りが禁止となり、調査ができなかった。
2)保健所の行う新型コロナ対策への応援と学内感染症委員会での役割の遂行のために多くの時間をとられ、予定の研究時間の確保が難しかった。
3)研究代表者の体調が一時不良となり、継続した研究の維持が難しかった。

Strategy for Future Research Activity

研究代表者が一身上の都合にて、2021年度末で所属の大学を退職することになった。同時に体調不良のため本研究の継続が困難となったために、今年度(2021年度)をもって本事業を廃止する予定である。

Report

(2 results)
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2022-12-28  

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